インクレディブル・ハルクのレビュー・感想・評価
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緩急のある対比
朝と夜
人とモンスター
室内と野外
追われるものと追うもの
その対比がスピーディに変貌していき、ストーリーを作っていく様が美しさを感じた。
最初の10分ほどはものすごくつまらないのだが、最初に室内でハルクになるシーンはハルクらしさ満点で一気に引き込まれた。
おそらく5-10年前に始めてみた時よりも、MCU全てを網羅した今だと感じるものが大きく違った。
スーパーソルジャー計画として、キャプテンアメリカのような実験体だったのだと改めて感じた。
個人的には、モノを使うハルクが大好きで、序盤の盾にするところや、終盤のパトカーをグローブがわりにするところ、そしてなんといっても最後に言い残した事があるかの後にハルクスマッシュをするところ。割とやりたいことや見たがっていることを表現しきれているんじゃないかと思った。マーベル作品として贔屓目で見ているが、普通のモンスターものとしては、美女と野獣のように美しさもあるがファン映画でもある。
最後のトニースタークは上等なスーツを着ているので、やっばりカッコいい。。
ハルクカッコいい♡
アベンジャーズメンバーで2番目に好きなハルクヽ(*´∀`*)ノ
恋人リブ・タイラーの父、米軍将軍?に追われるエドワード・ノートン。
アメリカを離れて南米で隠れてジュース工場で働き、MR.blueと交信し凶暴化する自分を治したいと奮闘していたが、追っ手はそこにも…
同時に米軍のひとりもハルクの血液を取り込み強靭な肉体改造を始める。
ラストはハルクとそのふたりのバトル。
巨大化した後のハルクの切ない表情。素敵すぎる。
エドワード・ノートンとリブ・タイラーの組み合わせも最高に良かった!!
決して黒歴史ではない
兵士強化実験の第一人者として活躍していたブルースバナー博士は自ら研究の実験台となり、ガンマ線を大量に浴びたことで興奮すると緑の巨人「ハルク」に変身してしまう体になってしまった。
自らの体をコントロールしようともがくブルースバナーと彼を追うロス将軍と凄腕の軍人ブロンスキーら軍との逃亡劇を描いたMCUシリーズ2作目。
ハルクを知っている前提で進むタイプの作品であまり初心者(自分笑)には優しくないかも。
特に冒頭の詰め込み感にちょっと追いつけなかった。
初見時、マーベル初心者の自分はまずハルクがヒーローであることを知らなかった笑。
だって見た目完全に悪役じゃんゴジラとかキングコングとかの類かと思ってた笑。
今作注目なのが主演のエドワードノートン。
なかなかこういったエンタメ作品で見かけない彼が自身の体ををコントロールしようと様々な医療やトレーニングに励む影のある人物を好演。
ただハルクになったらもう誰だが全くわからない欠点もあり笑。
アクションは良かったけどちょっと薄暗すぎたかなぁハルクもアボミネーションも(ただティムロスは最高)あの巨体であのスピードはヤバイ笑。
続くアベンジャーズシリーズで彼が演じるブルースも観てみたかったが残念なことに彼は今作で役を退いてしまう。
そしてエンドロール後の静かだが死ぬほど熱いラスト笑。
この繋げ方めっちゃ好きだなぁ毎回こういう風に終わらせるのかなぁそれぞれの作品が一つに集まっていくのがすごい伝わってくるまさにクロスオーバー。
2016年04月10日(日)1回目
2018年03月11日(日)2回目
2019年03月15日(土)3回目
唸れハルクスマッシュ!!!!
マーベル・シネマティック・ユニバース第2作目はご存じ超人ハルク。
2003年のアン・リー版ハルクをリブートし、ユニバースに組み込んだのが本作。
大概のアメコミ映画の1作目は主人公がヒーローになるまでのオリジンを丁寧に描くが、本作はそれをバッサリ省略!!
ブルース・バナーがハルクになってしまった過程をOP数分でさらっと流すと言うその思い切りや良し!
アン・リー版ハルクが人間ドラマを重視した「静」ならこの作品はハルク本来のアクションを重視した「動」だ。
ストーリーは主に軍に追われるバナーの逃亡劇だが、ハルク化してしまった時のこの「手に追えない」感や恐怖感は中々に良く、この感じが以降の作品に継承され続けているのも実にいい。(まぁラグナロクでは見事に恐怖感はなくなったけどw)
個人的に最も気に入ってるのがハルク化を止める方法を愛するベティとやっと見つけたにも関わらず、暴れまわるアボミネーションを止めようと自らの運命を受け入れ、ヘリコプターから飛び降り、ヒーローハルクとして戦うシーンだ。
あのシーンにバナーの覚悟と決意が見て取れ、とてもドラマチックで熱い仕上がりになってると思う。
そこからハルクVSアボミネーションの小細工なしのタイマンバトルが始まる訳だが、周りなんか関係ねぇ!!引っ込んでな!!と言わんばかりに拳と拳のぶつかり合いの連続。あの輪ん中に入れるのはアベンジャーズじゃソーぐらいだなw。
挙げ句の果てに掌バチーン!!で炎を吹き飛ばす爆風など、やることなすことすごすぎて笑っちまうぜハルクw。
極めつけはハルクファン感涙の必殺ハルクスマッシュ!!
と言っても力込めて地面割っただけだが、原作の往年の決め台詞がやっと映画でお披露目になったので全然OK。
むしろこの映画に使わずどこで使うんだと言った感じ。
1作目のアイアンマンではアベンジャーズ関連や他作品とのリンクネタは薄かったが、今回は関連ネタが至る所に盛り込んである。
OPシーンでフューリーの名前やシールド、トニーが経営する会社スターク・インダストリーズの名が出てきたり、キャプテン・アメリカを語る上でかかせないスーパー・ソルジャー・プログラムの話が出たり、ハルクが雷に向かって吠えるシーンはいずれ来るソーとの戦いを示してたり、この映画のソフトの特典映像に入ってるOP別Ver.には凍ったキャプテンが出てきたり、ラストにはトニーが普通にご登場したり(これにはびっくりでまたしてもアチャーとなった記憶がある)とかなり興味深い。
あとシビル・ウォーにも出てきたロス将軍がどれだけイカれてるかをこの映画で再確認するのもいいだろう。
関係ないけど惜しむらくは、アン・リー版とこの作品とアベンジャーズでは演じてる役者が全く違うのでアメコミをよく知らない人からすれば、違いが分からないのが痛手か。
アン・リー版は全く関係ないがこのインクレディブル・ハルクはガッツリMCUシリーズなので、勘違いしないように。
ミスター・ブルーはあの後どうなったか、未だに伏線投げっぱなしだしトニーとロス将軍の密会シーンはエンドロール後で良かったんじゃないかとも思うが、まぁそんなことはどうだっていい。
ハルクが存分に暴れてくれただけで本作は十分にファンの期待に応えてくれてる映画だ。
追記
ベティは今頃、何をしてるのだろう。
元気にしてるだろうか。
見た目は怪物でも、心はヒーロー
『アイアンマン』に続く、MCU第2弾。
尚、日本では『アイアンマン』よりこちらが先に公開された。
あくまで個人的見解だが、ハルクというヒーローは何かと訳アリのヒーローである。その悲運の誕生や設定とかじゃなく、
2003年にアン・リー監督&エリック・バナ主演で映画化。
不評で、2008年にMCUとしてエドワード・ノートン主演でリブート。
好評を博したものの、『アベンジャーズ』で登場したハルクは同世界観ながらもマーク・ラファロが演じる事に。
コロコロコロコロ製作側の都合で設定や演者が代わり、スパイダーマン並みに事情は複雑かも。
実を言うと、アン・リー版ハルクも、世間の不評ほど嫌いではない。確かに娯楽映画としてのカタルシスには欠けるが、スケールのデカさやハルクのインクレディブルなパワーは本作以上だったと思う。
その後『アベンジャーズ』からの好演ですっかりマーク・ラファロに定着し、MCUでも初期の作品で単体でシリーズ化もされなかったので、すっかり影が薄くなってしまったが(自分も見るのはレンタルリリース以来かも)、このエドワード・ノートン版ハルクもこれはこれで面白い。
多くの方と全く同意見になるが、アン・リー版よりグッとエンタメ度が増した。よりコミック・テイストになったと言った方が合ってる。
特にクライマックスのハルクvsアボミネーションはヒーロー映画と言うより、モンスター映画…いや、立派な怪獣映画的興奮。そういや公開時、『サンダ対ガイラ』と言われてたっけ。
ハルク誕生の経緯はOPで簡潔に描かれ、本編では丸々カット。
何だかこれ、後の『スパイダーマン:ホームカミング』と共通点を感じた。
つまり、MCUでは一度映画化されて描かれた事は描かない。別のアプローチで始まる。
本作はブルースの逃亡生活からスタート。
逃亡生活なのだからストレスなどもあり、いつハルクとなって怒りを爆発させるか、一石二鳥。
ドラマ部分もおろそかにされてはいない。
ブルースの苦悩・葛藤は、エドワード・ノートンがさすがに体現する。
が、恋人ベティとのロマンスはちとチープ。ユーモアは足りなく、前述通りスケールには欠ける。
ハルクは見た目は怪物だが、ハルクと敵対する人間の方こそ怪物。
ブロンスキーはその後文字通り怪物になるが、本当の怪物はロス将軍。
彼の悪行は本来なら失脚レベル。後に『シビル・ウォー』で再登場するとはね。
その『シビル・ウォー』でのあるヒーローとの関係は、本作のラストが始まりだったのか。これは覚えていなかった。
そんなロスや自分が創り出してしまった怪物に、あんなに苦悩・葛藤しながらも、再びハルクとなって闘う事を決意するブルース。
そしてその後、何故彼がアベンジャーズの一員に抜擢されたのか。
そんなクサイ事いちいち言わなくても分かる事だが、彼の為にも言いたい。
見た目は怪物でも、心はヒーロー。
最終決戦前、敵を食い止められるか心配したブルースだったが、大丈夫。
だって、アンタはいずれ邪神をボッコボコにするほど強いんだから!
可もなく不可もなく。
物語の盛り上がりが弱く感じる。
戦闘シーンも単調。
最後のラスボスに、勝てたのがどうして勝てたのかうーん?ってなります。
でも面白くなくはない。
ヒロインが好感持てました。
物語と悪役に華がないのもマイナスポイントでしょうか。
好きになれるキャラも少なかったです。
初ハルク
アベンジャーズのハルクの人と違うんですね。主人公のヒョロっとナヨナヨっとした佇まいがハルクとの対比になっていて、戦闘シーンにより迫力を感じます。ハルクのCGもかっこよかったです。怒りと戸惑いと?彼女を大切にしたい気持ちとが入り交じった表情、萌えってやつです。ヴィラン役がヤル気満々だったのにいきなり闘いを止めたのが違和感でした。あの感じだと死んでもハルクに勝ちたい!って雰囲気だったのに。あのあとどうなったのかが気になります。ヒロインの父さんがいちいち余計な命令を出すからいちいちピンチになる、面倒なおっさんでイライラしました。でもストーリーは好きです。よく纏まっていてさくさく観れます。所々にギャグ?も散りばめられていました。ブルー博士のキャラが良かったのでもう少し見せ場があれば良かったなぁと思います。最後の山小屋のシーンが大好きです。続編があればよかったのに。スタークさんが来てたけどアベンジャーズのハルクとは違うんですよね?なんでだろう?それにしても好きな相手と致すこともできないなんて、なんとも切ない。
Hulk smash! MCU第2弾の「ハルク」リブート
今観ると何故にハルクがエドワード・ノートン?って印象を受けますね。でもやせ形なヒョロッとした体型はエリック・バナよりも、マーク・ラファロよりも原作のブルース・バナーに近いです。
本作より5年前のアン・リー監督の「ハルク」は関係ないですよっとしておきながらもオリジンをぶっ飛ばす潔さ!ってかオリジンなしってメッチャ前作観てる前提やん!!逆に言えば「アベンジャーズ」にはアン・リー「ハルク」を観ていれば話は繋がるようになっています。暴れるだけ暴れて雲隠れするってオチは結局一緒やしね。
キャストが何気にスゴい。リヴ・タイラーにティム・ロスにウィリアム・ハート!とりあえずこれからアベンジャーズまでやってくんで有名所揃えましたって感じです。そういえばこの作品から後々もマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に出てるのってロス将軍ぐらいですね。ある意味MCUの中でも珍しい作品ではないでしょうか?
見た目の濃いハルクの割りに、映画は意外と薄味でした。MCUも初期はこんな感じだったんだなぁ。さぁ、お次は「アイアンマン2」だ!!
迫力あるバトルは必見!力対力の肉弾戦が楽しめる!
場面は主人公ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)が
籍を置くカルバー大学の実験室から始まる。
バナー博士自身が被検体となり、
放射線の耐性テストをするが実験は失敗。
その結果、心拍数が200を超えると
緑色をした筋骨隆々な大男に変身してしまう身体に…。
この時、科学者2名、将校1名、州警察官1名、ハンター2名が
命を落とすことになる。
軍に追われる身となり、逃亡生活を余儀なくされる。
逃亡先はリオデジャネイロ最大の
貧民窟(ファベーラ)であるホッシーニャ。
飲料工場でアルバイトをしながら、元に戻る方法を探していた。
バナー博士を追う軍は、精鋭部隊を招集し追い詰めにかかる。
ロシア生まれ英国育ちの英国海兵隊から派遣された
兵士エミル・ブロンスキーは、
ハルクと相見え、その力に圧倒されるとともに嫉妬する。
自分もその力を手に入れようと不穏な動きに出る。
狙われたハルクは無事でいられるのか。
そしてハルクは元の身体に戻れるのか…。
最後まで飽きることなく見れた!
バトルシーンとバナー博士の苦悩が
程よく混ざり合っていて動と静のメリハリがあると思った。
特に印象的だった要素は3つ。
まずは、バナー博士が初めてハルクになって暴れるシーン。
(実験失敗のシーンを入れると2回目)
バイト先の工場内で軍の精鋭部隊に追い詰められ
ハルクに変身する。
銃で攻めてくる軍隊をいともかんたんになぎ倒し、
その場を去っていくのだが、
一連のアクションの中で、2階の高さにいるブロンスキーを
ハルクが下から睨み付けるシーンがある。
このときの迫力がすさまじい!
身長が2.8mもあるハルクの大きな顔が画面いっぱいに映し出され
ブロンスキーになった気分で危機的状況が味わえる!
このできごとをきっかけに
ブロンスキーはハルクと戦えるだけの力を欲するようになった。
2つ目はヴィランとの戦闘シーンだ。
夜の街中で渋滞して乱雑する車をなぎ払いながら戦う。
今作のヴィラン アボミネーションは身長3.3m。
ハルクと違い自覚を持っている。
戦闘中は、車を投げ飛ばす。
殴られればビルの向こう側まで吹っ飛ぶ。
どれだけ高い所から落ちてもへっちゃら。
「キングコング: 髑髏島の巨神」の
キングコングvsスカルクローラーや、
「ジュラシックワールド」で見せた
キメラ恐竜 インドミナスvsティラノサウルスに負けるとも劣らない
ド派手なバトルを楽しませてくれた!
3つ目は人間の内面にもフューチャーしていること。
派手なアクションだけがウリではないというのが
この映画が評価されるゆえんだ。
バナー博士の苦悩・葛藤や恋人への募る思いなど
ヒューマンドラマの要素も持ち合わせているのだ。
これはバナー博士を演じたエドワード・ノートンが
表現したかったことだと思う。
ノートンは一度オファーを断ったが、
脚本を全とっかえしてもいいという約束を監督と交わし
出演を承諾した。
撮影後のインタビューで本人も述べているが
影のプロデューサーとして脚本・編集にも携わり
ストーリーをテコ入れしたらしい。
そもそも、コテコテのSFアクションに出演するつもりはないのだ。
過去の出演作品を見ても、「ファイト・クラブ」や
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」など
ストーリーに定評のあるものばかり。
より人間の内面を描いた作品が好きなのだろう。
そんなノートンの意向が作品にいい味を出している。
とは言え、マーベルがおくる
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)である以上
今後につながる伏線は満載!
事の発端となった実験失敗は、放射耐性テストなんかではなく
第二次大戦中、極秘裏に開発が進められた
兵力強化プロジェクトを復活させるためのものだった。
より強力な軍隊をつくるために。
バナー博士は詳細を聞かされることなく実験に関与していたのだ。
ロス将軍(リブ・タイラー演じるベティ・ロスの父親。
娘とは絶縁中)が、
第二次大戦中に開発された血清を取り出すシーンでは
保存用の圧力容器?にDr.Reinsteinという名前が
印字されているところが映される。
これはキャプテン・アメリカが投与した血清を
作った科学者の別名。
これら2点はのちの
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」へ
つながる大きな伏線となっている。
さらにハルクの行動を止めるために
使用された超音波を発する兵器は
スターク・インダストリーズ社製のものだったり、
ハルクが雷雨の中、雷に向かって吠えるシーンンは
ゆくゆくマイティ・ソーと戦うことを暗示していたり
するなんて話もある。
ひとつの映画を見るだけで、複数の映画とのつながりを楽しめる。
それがMCU最大の醍醐味!
シリーズ全体の内容理解を深める意味でも
単体作品として派手なバトルシーンを楽しむという目的でも
満足できる映画だ。
ハルクvsアボミネーション
理性と破壊衝動の狭間で
ハルク
ド派手な映像にスカッとしました!
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