「アヴェンジャーズへの序章!!」インクレディブル・ハルク Sp!ke-Yさんの映画レビュー(感想・評価)
アヴェンジャーズへの序章!!
アン・リー監督版「ハルク」で父と息子の因縁をあまりにもネチネチと描いたのと言ってみれば「ゴジラ」のようなテイストで描かれたためにバトルシーンも特定の敵がいるわけでもなかったため結果とても退屈な作品となってしまっていて個人的にはハルクの動きの滑らかや精神的な部分にせまった内容を評価はしていたんだけど世間的には駄作ということになってしまったワケで当時から次回作はライバルとなる敵を出してアクション・シーン中心の作品にしたいということで企画はあったんだけど長いこと眠っていて2年前くらいにオリジナルビデオ作品でブルース・バナー役に「X-ファイル」でモルダー役のデヴィッド・ドゥカブニーで検討されていたんだけどそれもクオリティなどの面を考えると問題があり闇の中に...そして1年前マーベルが本格的に映画製作にからんでくることでとっくに決まっていた「アイアンマン」に加え「インクレディブル・ハルク」「キャプテンアメリカ」「マイティ・ソー」「ニック・フューリー」「アントマン」などあるチームに共通する作品を続々と映画化することを発表し、ついにそのオープニングをかざる作品「アイアンマン」と「インクレディブル・ハルク」が完成したワケだ!!
ちょっと前の記事を見てもらえればわかるけどそのチームとは“アヴェンジャーズ”キャプテンアメノカ、ホークアイ、アイアンマン、Msマーベルなどで結成されたドリームチームのことでDCで言ったら「ジャスティスリーグ」のようなもの☆2011年公開に向けて「アベンジャーズ」の製作が決定。それを意識したワーナーが脚本家のストライキで製作中止になっていた「ジャスティスリーグ」を製作再開する姿勢も見せていることから今後アメコミヒーローを映画館で観る割合は今の2倍になると考えられる(>_<)
そんなことを語っているとキリがないからここらへんで今回の「インクレテディブル・ハルク」の内容にについてふれると内容はアン・リー版公開後からあった続編企画のものをそのまま使ってアクション・シーンは増量しライバル的存在のアボミネーションを登場させるというものとなった。前作でハルク誕生のプロセスはくどいほど描いただけに今回はその誕生シーンはオープニングで少しやるもののいい具合にスルーしてTVドラマ版のように逃亡者として描いている(>_<)
ブルース・バナー役のエドワード・ノートンはどちらかというと細身の俳優なだけにリヴ・タイラーが余計大きく見えるし今回のハルクはアン・リー版よりもひと回り小さい感じがして正直、ハルクのデザインというかCGはアン・リー版のほうが好きなんだけど監督が「トランスポーター」シリーズの監督だけに宿敵アボミネーションとの対決はすごくスピーディーで想像を超えるほどの大迫力となっている☆ハルクがあんなに飛び回って戦っているシーンを観ているとVFXの進化に感動すらおぼえるね(>_<)
「アヴェンジャーズ」にリンクする作りにもなっていて細かいところまで観ているとニック・フューリーやシールドの名前も出てくるんだけどこれはアン・リー版にも実は施されている。アボミネーションとの対決のあとに現れるヘリはおそらくシールドのものだろう(>_<)
しかし決定的なのは「アイアンマン」のロバート・ダウニーJrが将軍に対して言う“あるチームを結成する“というセリフがすべてを語っている☆ただブルース・バナーとトニー・スタークの友情関係がどうなっているのかが気になる(@_@)
もちろんおきまりのスタン・リーのゲスト出演は今回もあるし警備員役で
TVドラマ版で変身後のハルクを演じていた肉体派俳優ルー・フェリグノが出演しているのもチェックしてみて(>_@)ちなみにこの2人はアン・リー版にもゲスト出演している☆