「2009年ナンバー1大ヒット!」スター・トレック シネラマ山さんの映画レビュー(感想・評価)
2009年ナンバー1大ヒット!
内外共に圧倒的な高評価は、
作品内容の素晴らしさの表れ。
遂に2009年上半期、全米ボックス・オフイスで初の2億ドルの大台を
突破して、「モンスターVSエイリアン」(194百万ドル)
「Xーメン オリジン ウルバリン」(168百万ドル)を押さえての、
堂々1位だ。
確かに公開1週目では、スター・トレックを上回る興行成績を上げた作品は、
有るが、前評判だけでは長期的に観客動員は、出来ない。
今年なら、家族層から指示された「モンスターVSエイリアン」と
2世代から熱い支持を受けた「スター・トレック」だけだ。
それには、作品評価も高く、口コミで高評価が広がるようでないと、
観客動員は持続しない。
スター・トレックに関して言えば、父と子、母と子が連れ立って劇場に足を運んでくれてるのが、興行成績に跳ね返って居るという。
すなわち、圧倒的なスピード感ある演出と一般観客を置き去りにしない、
誰にでも共感できる青春映画としての輝きを内包しつつ、
アクションとスペクタクルのつるべ打ちで、観客の興奮度を冷やさない。
更に長いファン歴を誇る観客の、琴線に触れる小ネタ、大ネタをを挟みつつ、キャラクター同士の友情や、達成困難な使命を果たすために、
結束を固めていく乗組員のキャラクター全てに、それぞれ見せ場を与えて、
誰もが満足できる最高のSFアクションに仕立てられている。
それで居て、トレッキーが涙する仕掛けも手抜かりが無い。
まあスター・トレックを知らなくても120%楽しめるが、
過去の作品を知って観たときの感動は、魂が震えるほどだ。