「王道コースを」スター・トレック テツさんの映画レビュー(感想・評価)
王道コースを
普通に面白かったねぇ
名作SFのスタートレックのリブート作であり、シリーズ未見の人も楽しめる王道SF映画になっていた
かく言う私もスタートレックは全く知らない。強いて言うなら「カーク」「スポック」「エンタープライズ」ぐらいのキーワードくらいしか知らなかった
そんな私でも普通に楽しめる作品!
良くも悪くも王道スペースSFアドベンチャー作品であり、少しヤンチャと言うか問題行動もある主人公が持ち前の度胸だったり知識だったり行動力を駆使して、仲間達と協力したり、衝突したりしつつも、(そして、ご都合主義的なラッキーと言う名の運命的な導きみたいなもの)などで成長し、最後には危機的状況を救うというまさしく王道!
オープニングでカークの父の活躍を見せることで、オープニングから派手なアクションシークエンスを見せると共にカークの誕生と今後の運命を見せつつも伏線としての場面でもあるという良いオープニングだも思う
カークの幼少期の車の爆走シーンについては後に活きる場面が無かったので要らなかったような…
スポック側のシーンは必要だったけど
で、カークは銀河連邦に入り問題行動を起こしたりしてスポックや他の仲間達と出会い、エンタープライズに乗り込むわけだが、敵の罠に気づき…という処からSFアクションアドベンチャーとして動き出していくと
カークが問題行動起こしてる割りに良いポジションをあっという間にかっさらったり(これが血筋か、天才か…笑)追放された先に都合良く運命的な出会いがあったり(いや、主人公補正か…笑)とご都合主義的な展開も発生するがそこは見ている間はそこまで気にならないのでオッケー
どちらかと言えば精神的な成長はスポックの方か
論理的思考で堅物、感情を表に出さないようにしてきた彼の成長譚でもあり、カークとの友情の始まりの物語でもある
恋愛要素、いつ始まったっけ?みたいな野暮なツッコミ処もあるがそこは置いておこう
あと、とりあえず転送とタイムスリップ展開は反則じゃね?とか思ったけどそこも置いておこう
純粋に王道SFエンタメアドベンチャー作品としては普通に面白かったのだから
あとサイモンペッグのコメディっぷりはやっぱり好き