「これがチームプレイ?それはない!」ジャスティス・リーグ シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)
これがチームプレイ?それはない!
これまで映画界ではマーベルには越されたものも、ちょいちょい道のりは荒々しかったものも、なんとかDCユニバースも戦士たちが集結する日がやってきました。まず
スーパーマン復活おめでとーーーーーーーーーーーーー!!!!!!( ;∀;)
予告でもコスチュームを着たスーパーマンの戦闘シーンを全く見せなかったのは大正解でした!初日に見に行って最もラッキーだと感じた点です。人命救助や着替えなど、今作でのヘンリー・カヴィル扮するスーパーマンがこれまでで1番スーパーマンらしいことをやれているようで、「良かったなぁ( ;∀;)」と
他のヒーローもなかなか。バットマンとワンダーウーマンも前作を踏まえての成長が会話で表れていて、それぞれが背負っている使命感が伝わりました。そして本格参戦したフラッシュ、アクアマン、サイボーグ。みんなかっこよかったですが、フラッシュが特にキャラが立っていましたね。DCキャラの中でもフラッシュのような軽く、おしゃべりなヒーローは新鮮だったし、少ないシーンで完全ではないけどバリー・アレンという青年についても知ることができました。フラッシュの単体映画にも楽しみになりました。
グラフィックは明るすぎず、暗すぎずちょうどいい独特の色でグッド。DCEUは画面が必要以上に暗かったので、そこが今回は見やすくなっていました。スローのアクション、破壊シーンは爽快です。今作もだいぶ暴れていますが、これまでになかった人命救助をしっかりやりつつ暴れやすい場所を選んでいた点はさすがですね!もう何人死んでるんだろうとか心配せずにすみましたw
ただ悪い点も少し・・・。まず、今作の作風を明るくしたのは正解だったんですが、いつものDC映画っぽい要素が弱く感じました。あくまで個人的な印象ですが、シリアスでクラシカルなイメージのDCが自分は気に入っていたので、これからの作品でもその要素はどこかには残してほしいなという、自分の希望です。
次に、メンバー加入シーンの数々!フラッシュは性格的な面からまだ良いとして、サイボーグ、アクアマン、スーパーマン。この三人、一体どこで心が動いたんだよ⁉︎w アクアマン、そしてサイボーグはそれぞれ個人的な問題や都合によってチームに入ったという説明はつきますが、仕方なく入ったチームでさほど仲が深まってもいないのに、クライマックスあたりではにこにこしあっているのに、違和感を覚えました。派手に仲間同士で衝突するほど絡んでるわけでもないのに、あんな仲良く、なる?ともやもやしました。そして、スーパーマン。復活してすぐだから錯乱しているとか、記憶が曖昧であるとか、どの言い訳を使ってもあの荒れようは完全に悪もんでしょ!wしかもバットマン達もやさしすぎだし・・・思春期生徒のカウンセリングじゃないんだからさ!w
アルフレッド「これこそチームプレイですね!」どこがだよ!!
といった感じで、チーム活動の中でのそれぞれのキャラの心情描写、ヒーローが揃う胸熱感を作る過程はやっぱり、マーベルの方がどうしてもうまく見えちゃうんですよね・・・。というかアベンジャーズの監督を務めていたジョス・ウェドンも脚本に加わっていたからそこらへんもうまくやってくれると予想していたんですが、うーん、いまいちでした。
それでも!まだ話の運び方は無理やりとはいえ、ダラダラした感は全くないし、悪役もこれまでのDCEUのなかではまだ存在感のある方だったと思います。それに、グリーン・ランタンっぽいサプライズ回想、レックス・ルーサーのサプライズ脱獄、スーパーマンのサプライズ参戦など、待ちに待って映画館に向かったかいは十二分にありました。集合シーンはかっこいいから良い。良いではないか!本作は総合面ではまあまあでしたが、今後のDCEUにも可能性を感じるジャスティス・リーグは
最終評価67点で! またシリアスなDC作品も見れることも楽しみです。