「冒頭の印象的なモンタージュからザック節」ジャスティス・リーグ AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
冒頭の印象的なモンタージュからザック節
身内の不幸でスナイダー監督が途中降板と聞き、彼の演出がどの程度残っているのか不安もあったが、スーパーマンを失った世界の悲しみをモンタージュで示すオープニングが「ウォッチメン」を想起させて感慨深く、まずは一安心。映画ファンを驚かせた「300」の再生速度を巧みに操るアクション演出も、高速移動する超人フラッシュを得て、得意の技を発揮できるシークエンスが増えたと張り切ったのではないか。
フラッシュと言えば今回登場する新ヒーローたちの中で単独作が最も楽しみなのが彼。ただ、コミックリリーフの役回りも含め「X-MEN」シリーズのクイックシルバーとキャラがかぶり気味なのは気になるが。
「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが監督を引き継いだことで、ザックの作家性である暗さが抑えられ、明るく分かりやすい活劇になった。「ジャスティスの誕生」の評価が低かったこともありワーナーが無難な路線を望んだのだろう。
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