「フラッシュが至高」ジャスティス・リーグ ジョーカーさんの映画レビュー(感想・評価)
フラッシュが至高
BvSやMoSの重厚な雰囲気を残しつつも、ワンダーウーマンの前半のように明るい雰囲気にもなっており、万人ウケするようになったのではないか。今作の悪役は地球を滅ぼしに来ており、一瞬で人間を滅ぼせるような力を持っているのにもかかわらず危機感はなく、正義のチームを組むことに重点が置かれているため楽しくみることができた。
今回がDCEU映画初登場であるアクアマンやサイボーグ、そしてドラマ版はあるものの映画には出てこなかったフラッシュの魅力をバットマンやワンダーウーマンがサポートするような感じだった。ドラマ版は未見の私にとってはフラッシュも初だったのだが、とにかくこの3人が最高だった。天然キャラのフラッシュには場内から常に笑いが漏れるほどで、深い哀愁を漂わせるサイボーグやムキムキの力で物を言わせないようなアクアマン。最高すぎる。
アベンジャーズのように単独作品を公開し、そこからヒーローが集結するスタイルとは真逆なのだが、この作品でそれぞれの魅力を存分に描いているのでこれからの作品がより楽しみになった。
バットマンは他の4人と違い、特殊能力を持っていない。細かいところでそのことを暗に示しているのだが、そこがまた良い。20年間戦い続け、パートナーとなる人もいないウェイン。そのなんともいえないやるせなさが心にしみる。
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