歓喜の歌のレビュー・感想・評価
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落語のDVD映像もあります。
元は立川志の輔の新作落語。落語が原作の映画って他にもあるのかな?
志の輔の落語もあります。合わせて見てください。
結局「餃子が足りなかったんだ」という話です。
落語が原作。どんなのかな?想像つかない。まあ、らしい人情喜劇ではあ...
落語が原作。どんなのかな?想像つかない。まあ、らしい人情喜劇ではある。
一見、ハッピーエンドなのだが、主人公のせいで迷惑かけられてる人がたくさん。どうにも納得できず。あといろんな話がありすぎて、どれも中途半端にしか描かれていない印象。お気楽に見るにはいいかも。
BSテレ東
みたま文化会館
2022年2月27日
映画 #歓喜の歌 (2007年)鑑賞
いくら公務員でも、あんないい加減な仕事をしている男をそのまま担当させることはないと思うな
それと市民ホールの壁を取り壊すのは予算もいるだろうし、建築基準法的にも手続きがいるだろうし、実際にはなさそうだな
でもほっこりいい作品だった
歓喜の映画
原作が新作落語というだけあって、人情たっぷりの映画でした。
最後はみんなハッピーエンドでよかった、よかった。
安田成美さんがとても良かったのと、地味にリフォームの客の筒井道隆さんが面白かったです。
合唱シーンは、安田姉妹だーと驚く
ダブルブッキングの対応はギリギリまでノロノロ。実際はこんなことしないと思うけど、苦渋の決断は面白かったです。歌声は、うまい人にスポットを当てるけど、やはりプロではない、ママさんコーラスという設定なので全体的には素人感のある歌声に仕上げているなーと。由紀&安田姉妹をみて、ちょっと残念。祥子さんは合唱のシーンしか居ないから隠れキャラ的扱いなのかしら。
主演は小林薫。どうしようもないダメ人間を好演している。登場人物に関する人情噺が3つくらいあって泣ける場面もちゃんとある。
BSテレビ東京で映画「歓喜の歌」を見た。
劇場公開日 2008年2月2日
市民ホールの責任者が、名前がよく似たコーラスグループのコンサートをダブルブッキングしてしまう。
絶体絶命のこの状況をいい加減過ぎる主人公がどう切り拓くのか?
主演は小林薫。
どうしようもないダメ人間を好演している。
浅田美代子
安田成美
由紀さおり
田中哲司
伊藤淳史
藤田弓子
根岸季衣
でんでん
リリーフランキー
筒井道隆
登場人物に関する人情噺が3つくらいあって泣ける場面もちゃんとある。
配給のシネカノンは倒産している。
上映時間は112分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
歯間掃除をする野嵜好美。もしかしてそれは凧紐ですか?
人気落語家・立川志の輔の新作落語を映画化した作品。年末のダブルブッキングによる騒動よりも、『ジャーマン+雨』の野嵜好美が楽しみだった・・・と、もしやコーラスガールの中の一人ではないかと心配していたのですが、さにあらず、文化会館職員の一人であり、登場順も主演の小林薫に次いで2番目。登場しただけで笑ってしまいました。それにしても存在感ありすぎ!
3分クッキングとはわけが違うダブルブッキングだというのに、事の重大さもわからないほど緊迫感のなさ。しかし、これは若干の公務員に対する風刺とダメ人間の典型でもあるかのような主人公を見事に表現していました。悪いことは重なるもの。ダブルブッキング事件だけではなく、飲み屋のツケを払わされる羽目にもなったし、離婚問題も年末になって深刻化。どうせ有閑マダムたちの道楽なんだろうとタカをくくっていた主任もラーメンとタンメンの間違いによって彼女のたちの困惑ぶりを理解する・・・
予告編だけでもストーリー展開がわかるほどであり、どうせ解決策は合同コンサートに落ち着くんだろう・・・などと冷めた目で見てしまっては、この主人公の生き方とさほど変わらない。ちょっと反省、塩見三省です。民間の左遷と同じような降格人事、吹きだまりと自嘲するほどの公的施設の職場。そしてそこに働く職員たちがとてもリアルに描かれていて、仕事の生きがいを感じることができないほどの環境から、ママさんコーラスの事件によって生きる喜びを見出す過程がとても良かったのです。
セレブな奥さま方による「みたまコーラスレディ」と、家事やパートで忙しい主婦たちによる「みたま町コーラスガールズ」。対立する構図の中でも、スーパー社長の由紀さおりと威勢のいいスーパー店員の平澤由美がとてもいい。特に平澤由美のソウルフルなソロパートには痺れてしまいました。もちろん由紀さおりもいいし、姉の安田祥子もどこかに参加している(気がつかなかった)。そして、竹田の子守唄には泣かされたよ・・・
サントラ盤も欲しくなったし、由紀さおり・安田祥子の歌も聴きたくなりました。自宅で聴く場合には寝ころんで聴くんじゃなく、もちろん正座ですよ、正座!
餃子が大切
映画評価:70点
2013年12月26日に地上波を録画して観ました。
ダメダメ主任が奮闘する物語
なんでこんなにダメな公務員のダメな闘いを見て感動しなきゃならないんだ!
なんか分からないけど悔しいね
観ないと伝わらない。
日本人独特の感性を刺激する作品でした。
さて餃子でも食べてくるかな。
みたま町って市なのよね
立川志の輔の落語が原作なようで、道理で筋は落語のように流れていくわけだ
みたま町っていうから町かと思いきや、市長が出てくるくらいだから市町村でいうと市なんですね
文化会館を持ってるくらいだからな
かなりグータラな主任と部下が文化会館の予約をダブルブッキング
しかも、発覚したのがその前日というまったくもって絶体絶命のピンチから始まるお話です
簡単には引き下がるわけにはいけないですわな
しかも、やっちゃった市の職員の対応は不誠実だしね
でも本当は、相手方のことも心配しているけど・・・的なところがあるので安心します
おじさん的
一番の感動シーンは、みんな私服でホールで歌うシーン
ソリスト役の声量と清涼感は鳥肌もの
最後はやはり「だいく」が救います
志の輔師匠のエスプリが詰まっていて一見の価値がありますよ~
まずは松岡錠司監督の実力を感じた作品でした。
松岡監督は、前作『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を見たとき、喜怒哀楽のメリハリと暖かみにすごく共感したものです。
それがほぼ同じテイストで、『歓喜の歌』でも描かれているのが驚きでした。『歓喜の歌』は志の輔師匠の代表作で、予告編でびっくりしたのは全く落語のとうりの台詞で映画も進行しているのです。落語を聞いている方なら、『歓喜の歌』のなかで何となく台詞回しが落語的な言い回しだなと感じるところがあるでしょうが、ものの見事に『東京タワー」で見せた松岡監督のテイストに仕上げているのが、この人の実力なんだと確信しました。まぁ、リリー・フランクさんまで、ちょい役で出演しているくらいですから、二つの作品の繋がりは深いです。
『東京タワー』で感激された方は、ぜひこの作品もお薦めですね。
松岡監督のテイストとはどういうものでしょうか。
笑いを取るシーンでは、オーバーアクション気味のコミカルさを演じさせつつ、ドタバタにならない程度にまとめ、同じ役者にも次のシーンではシリアスな面も演じさせているのです。松岡監督は喜劇をベースに、人間の持ついろんな面を引き出して描くのにたけた監督であると思います。まさに志の輔師匠のネタを地でいく方なんですね。原作との相性がピッタリの人でした。
その点は、「しゃべれども しゃべれども」の平山秀幸監督はシャイな人で、自然な立ち振る舞いで笑いを取る人でしょう。逆に『THE 有頂天ホテル』での三谷幸喜監督は、冒頭からラストまで、エネルギッシュなハイテンションで駆け抜けていくタイプであると思います。
志の輔師匠の原作の面白さは、どれも凡人を超越し与太に近い主人公たちが、とんでもないクライシスとぶつかったとき、意外な方法と人情の機微で、それを乗り越えていくというお話しが多いのです。新作落語ではありますが、古典落語の研鑽のなかでそのエッセンスの結晶ものというべきでしょう。
ですから、各シーンごとにネタがちりばめられていて、そこだけでも面白いのに、それが枕となり、緻密に繋がってラストの落ちに繋がっています。
ラストの巨大なオチとは、なんとランチュウという高級な金魚の運命にありました。エンディングの最後まで見ないと、このオチは見れません(^^ゞ
てっきり死んだと思いこまされていた、金魚がこんなオチを迎えたなんて、パイレーツ・オブ・カリビアンのあのおまけラストよりも笑えましたよ。
この作品の見事なところは、原作と同様に当初は一見バラバラに見え、唐突に登場してくる人物たちが、実は、ストーリーに何らかの形で関わっていて、物語の展開とともに、まるでパズルが組みあがっていくように、その関わりが明らかになっていくところです。 例えば。安田成美扮する片方のコーラスグループのリーダーが、介護の仕事で定期訪問している先の「老婦人」のシーンなど見落としてしまいがちですが、後半である「重要な役割」を持って描かれます。
また文化会館への単なる出前持ちだった中華の女将の存在が、どうしようもない無責任な主人公の飯塚主任の心を変えさせる「些細なきっかけ」をもたらします。
その転換の仕方が、何とも「いい話」に仕上がっているのです。
「いい話」といえば、他にもあります。
要するに、この話は無責任な文化会館の職員により、ダブルブッキングされた二つのママさんコーラスグループをどう収拾させるかという話なんです。コーラスグループは、シンボリックに片方はハイソな奥様方のグループと、一方は先に申し込んでいたワーキングプァな主婦層として描かれています。
市長の奥様も参加しているハイソな奥様方のグループの方が、後からの申し込みにも関わらず、政治力まで使って優位に立つ分けなんです。当然鼻持ちならぬマダム像が浮かんできそうです。ところがどっこいハイソな奥様方のグループも、病院慰問をつづけいるという人間味を見せてくれるシーンもありました。片方のコーラスグループのリーダーの娘さんが不治の病にあったとき、慰問にためにハイソな奥様方が心を込めて歌ったことが、娘の死を乗り越える救いになっていたことを挿入しています。
この複線は、ラストの感動へ向けてボディーブローのように効いてゆきました。
最後に、なんといっても飯塚主任役を演じた小林薫の好演がダントツでした。植木等が降臨したごとく、無責任な職員ぶりを自然体で演じていました。
ちなみにこんな無責任な自治体職員は本当にいるのかと驚きでしょうけれど、わが街流山市でも、今の市長に代わる前まではごろごろしていたようです。
そういう点では、自治体サービスに何が求められているのかが、よくわかる映画でしょう。クビをかけて選択した飯塚主任のダブルブッキング解決策は、市長も議会も無視したとんでもない選択ではありましたが、誰のための市政かという原点を見たとき、「人情のある街作り」がとても大事なことなんだと小地蔵は思います。
多少、タイムリミットの緊迫感や緊張感が感じにくい面もありましたが、許容内と思います。
それより、飯塚主任にとってのクライシスは、単なる仕事上のミスだけに止まりません。
自分と娘の誕生日と祝いの準備、離婚の危機、飲み屋の付けの追い込みとその代償としての金魚の盗難計画の実行などなど次々に襲いかかる受難を同時進行で描くことで、ぐいぐいと画面に引きつけられていきました。
飯塚主任にとって、もうどうにもならない事態がラストでいっぺんに片付いていく様は、一見の価値がありますよ~
ティストは昭和
年も押し迫った12月30日から31日のコーラスコンサート開催までを、コーラスに参加する主婦や公務員の日常、それにダメ中年プリがのんびり描かれている昭和ティストのストーリー。
ただね、ダメダメ公務員が謝罪会見で頭下げる人たちとイメージがダブってしまってね。映画では「ぎょうざ」で変身するから笑えるけれど現実はね。変身しないままで、いろいろなところで立ちふさがってくるから。そこらをピリッとした笑いにしてくれるとね、平成だからさ。
ミュージカル映画もあるので、落語映画もあり?
大晦日のママさんコーラスグループのコンサートの会場予約がダブルブックされていた・・・と言うシチュエーションを描いたドタバタ劇の映画化。元々は、立川志の輔の新作落語。落語は、その時代時代の風刺や庶民の生活を描いたものなのですが、こう言う現代の市民生活も落語になるんですね。ミュージカルも映画になるんですから、落語も映画になっていいわけですね(笑)。
基本は、大晦日前日の一日の話。ジェットコースタームービーな筈なのですが、物語の最初の頃は、コンサートまでまだ一週間でもありそうな感じで、ゆっくりと時間が流れます。しかし、途中から話は急に進みだし、最後は大団円になるんですが、最初のたるんだ感じの進み方は気になりました。
映画のタイトル「歓喜の歌」とは、年末になると何故だか町の中に流れ出す交響曲第九番のこと。年末のコンサートだからねぇ。大晦日前日の話なので、当然冬の設定なのですが、実際の撮影は夏ごろに行われたので、猛暑の中、冬の設定の撮影には苦労したらしいです。
由紀さおりが、一方のコーラスグループの代表の役で出ていますが、由紀さおりと言えば姉の安田祥子。出ていました。劇中、セリフのあるシーンでは出てこないんですが、最後の合唱シーンで、由紀さおりの斜め後ろ辺りに立っていました。
安田成美が、もう一方のコーラスグループの代表役で出ていますが、10歳前後の子供がいる設定。彼女も、そう言う歳なんですねぇ。
別に感動するような物語ではないはずなのですが、最後の大団円に向かっては、ほのぼのと、そして、何となく感動します。細かい事を言えば、突っ込めそうなところはたくさんありますが、落語だと思って気楽に見ると良いと思います。
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