「ランボー!」ランボー 最後の戦場 カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
ランボー!
言わずと知れたランボーシリーズ。しかし、この作品は4作目でしかも前作から20年も経って作られたのは意外だった。
ランボーは平和に暮らしていたが、アメリカのNGOがミャンマーの貧しい人たちを助けるために、ランボーの船で貧しい人たちのところへ連れて行って欲しい、と頼む。危険だ、と言うランボーの忠告を無視し、現地に到着する。
しかし、ボランティアに励むNGOたちを含むミャンマー人たちを悪党どもは殺し、NGOは人質にするのだった。
ランボーのところに、アメリカの人権団体がやってきて傭兵5人をNGO救出のため船で送って欲しいと言ってきた。その任務をランボーはおこなった。
そして、傭兵5人と一緒に同行しようとするが傭兵のボスが「船にのこっていろ!」と断る。
そして、NGOが人質になった場所まで行くのだが、突然、ランボーが現れ傭兵たちは「こいつはできる」と仲間に入れることに決定。
雨が降る中、傭兵たちはNGOを助け出し、夜の闇に隠れて逃げる。しかし、朝になり、100人の悪党どもが追ってくる。途中までは何とかなったが、傭兵の一人が地雷を踏み、脚が傷つく。
また、NGOの金髪美人とスクールボーイと言うニックネームの傭兵以外は全員が悪党に捕まる。そこへ、ランボーが重機関銃を撃ちまくって敵を倒す。しかし、6対100なので、多勢に無勢。ランボーも傷つく大乱戦。傭兵も一人、また一人と倒されていく。
そこへ、悪党と対立するカレン族が助っ人にかけつけ、形勢逆転。「これで勝ったか?!」と思った。
しかし、悪党の船がやってくる。船には重機関銃と火炎放射器が積んであり、形勢は五分に。そこへ、自分の重機関銃の弾を装填(リロード)したランボーが雄叫びをあげながら、船や敵を撃ちまくる。思わず私も重機関銃を撃ちまくりたくなった。無理だけど(笑)。また、カレン族の一人がロケットランチャーで船を破壊し、これで勝負あり。
最後はランボーが、逃げようとした敵のボスをナイフで殺して、ジ・エンド。
しかし、傭兵はスクールボーイ以外、死に、NGOの金髪美女と彼女の彼氏は罪の意識に苛まれるのだった。
そして、ランボーは故郷に久しぶり帰るシーンでお終い。
前半はおとなしい展開だが、後半はさすが、ランボー、重機関銃を撃ちまくり、敵を倒す。また、NGOの金髪美女の匂いがついた布を使って、クレイ・モアと言う対人地雷で敵を大勢、倒すと言う頭脳作戦。銃をバカスカ撃つだけが能じゃないことをみんなに見せる。
ジャングルの中と言う制約はあるが、戦闘シーンは楽しめた。でも、何で20年も間があいたんだろ。トム・クルーズのトップガンが同じように間が空いたように、何か大人の事情があったのだろうか?それとも、反戦主義者が制作に反対したのだろうか?まぁ、何でも良いけどw