「なかなか理解されないメッセージ」ランボー 最後の戦場 90'sさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか理解されないメッセージ
ランボーという冠のせいで評価されていない作品。過去のランボーというと、2作目3作目の印象が強くなってしまうが今作は原点回帰。
2000年代に入ると血を流さないアクション映画が大量生産され、隠蔽された殺人シーンが当たり前になった。ナイフで動脈を切れば血が噴き出るし、至近距離でブローニングM2(古い機関銃)を人に発射すれば人体はミンチになる。つまり、戦争、暴力は野蛮であり殺人とはこういうものだということを描いている。
エンタメというよりは反戦映画だ。ゴアグロ描写を徹底することにより暴力の恐ろしさ、暴力で解決しない事の無力さが描かれている。
コメントする