アウェイクのレビュー・感想・評価
全25件中、21~25件目を表示
予想外の展開に驚いた!
映画を観る前に、手術中に麻酔が効かなくて目覚めていたというシチュエイションだけは知っていたが、まさかこんなお話になるなんて、予想だにしなかった。「えぇ~」っていうのが正直な感想。映画を観ている最中も、意外な展開の連続にどういう終わり方をするのか想像がつかなかった。配役が結構豪華で、一人で主役を張れる人が何人もいる。役柄も「やっぱりあんたはそういう役ね!」という人もいれば、「今回はそういう役なの!」と驚かされる人もいた。筋が読めない映画が好きな人にお勧めだ。
怖いけれど愛が感じられる秀作
小地蔵は、臓器移植に反対してきました。何故なら、こちらの世界に住む住人として、脳死者は実際には死んでおらず意識もあるから、絶対に死んでいないと断言できるからです。そのため、臓器移植で体にメスを入れられると大変な痛みと恐怖を感じているのです。 なかなかこうした霊的真実は現代医学では受け入れられないことなのかも知れません。しかし、人間の霊性を認める医師も少なからずいます。アメリカの医学者のそんなひとりが、臓器移植で体にメスを入れるとき、脳死んだはずの人体からの大きな電気信号の変化があることを臨床例として学会に報告しています。
ドナーカードを持っている人であれば、きっと本作のような体験をする可能性が高いでしょう。そのためにも本作でそれを疑似体験できることには意義があると思います。
主人公の青年は心臓移植を受ける手術の全身麻酔中、意識と感覚が覚醒するが体は動かず、心の中で(やめてくれ!)と叫びながらメスで胸を切り裂かれてしまいます。さらには手術中に魂が体から抜け出し、病棟の中や過去の出来事の映像を目にしながら、自分の手術に関する驚くべき真実を知るというサスペンスなんですね。
これって手術シーンはとてもじゃないけれど正視できないほどのリアルさでした(^^ゞ思わず目をそらしまし。しかし献身的な愛もテーマになっておリ後味は悪くなかったです。誰かさんのように、スプラッターな作品に好んで飛びつくような、怖いもの見たさの人ならお勧めできます。
ヘイデン・クリステンセンのエモーショナルな演技が秀逸でした。痛みがよく伝わってきました。
自分の想像力で、痛く怖くなる・・・。
毎年、2100万人以上の人が全身麻酔で手術を受ける。大部分は穏やかに眠り、何も覚えていない。
しかし、運の悪い3万人の患者は「術中覚醒」という状態に陥る。
周りの声が聞こえ、痛みを感じるが、体は動かず助けを求めることができない。
あぁ、想像しただけで拷問!!
さらに、術中に聞こえる周りの声から明らかになる真相
主人公の命はどうなるのか・・・。
ひっさしぶりに試写会に当たりました
普段なら絶対みない、スリラーですが、ジェシカアルバの名に惹かれて応募しちゃいました。
胸を開き、心臓を取り出すシーンとかはもちろん見てない(見れない)んですが、余計なことを考えず、常に緊張状態で鑑賞できました心臓に悪かった・・・。
設定は面白いのに活かし切れず
術中覚醒: アネセシア・アウェアネス
全身麻酔が効かず、意識も感覚も失われない状態を指す事象
2100万人の全身麻酔に対し、3万人発生という
初めて耳にする興味深い事実
素材としては、かなり面白い
しかも、臓器移植中に覚醒するという展開
うっかり、ナイフで手を切るだけでも大騒ぎなのに
痛覚そのままで、心臓をえぐられる痛みたるや
どれほどのものなのか、想像を超えている
それこそリアリティのある「ソウ」ではないかと
もう、この設定だけで観る気満々になったのだが
若き富豪のクレイは心臓疾患を抱えていた
母にナイショで秘書のサムとこっそり付き合う彼
ようやくドナーが見つかり、いざ手術に臨む
しかし全身麻酔中にも関わらず、意識は残り激痛に襲われる
そこで明らかになった事実に追い込まれるクレイ
果たしてクレイはいろいろな意味で“目覚め”られるか
多くのサスペンスは、謎が解かれた時点で味気なくなるもの
だからこそ、キーマンが誰かを示唆してはいけない
出来れば「アンノウン」同様に予備情報はなしで
それこそ、チラシすら見ないことを勧めたい
クレイ役、ヘイデン・クリステンセンは相変わらず
品の良さが見える、スタイルのカッコ良さは健在だ
サム役のジェシカ・アルバは可愛らしいたぬき顔
近作 「キラー・インサイド・ミー」 よりは愛嬌感じる役で
オープニングシーンの二人は、絵的にかなり見映えがする
ただし、全体的に演技や演出が無難で普通で深みがない
病弱なはずのクレイは健康体にしか見えないし
多くの人物の内面が薄味で、苦悩から滲み出るはずの哀愁が足らない
例えば、表情が乏しいヘイデン
アナキン・スカイウォーカー以上の彼になかなかお会い出来ず、残念
また、テレンス・ハワードは極めて無難で希薄
名優 レナ“蜘蛛女”オリンの演技がやはり最も印象に残る
ストーリーはサスペンスらしいオーソドックスで
ミスリードさせたり、伏線ひいたりとそれなりに楽しめた
だが、やはり物足りなかったのが本音
何というか、全体的につくりが真面目すぎて意外性に乏しい
話が無難で、驚きや衝撃が期待値より低い結果となった
例えば、悪役の背景の薄っぺらさ
しかも犯行理由はあまりにありきたり
止むに止まれぬ事情から犯罪に、など奥行き出してもいいのでは?
火サスの方が、はるかに犯人の背景を魅力的に描くのが上手い
また、アネセシア・・・の描写が生かし切れていないこと
麻酔効かずに心臓をえぐられる描写が、あの程度はないだろう
思考は停止し、あらんかぎりの絶叫を伴うのは間違いない
ただの幽体離脱のきっかけにしては仰々しくも、描写はあっさり
せっかくの設定がもったいなさすぎる
それでも、真相が明らかになってからの展開はなかなか
喜びと哀しみが入り混じる終盤の展開は
爽快であるもほろ苦く
個人的には好みのエンディングだった
最後に信じられる愛による解決は悪くない
アネセシアなんたらは、という素材もいい
それだけに、もっと大胆でメリハリある味付けが欲しかった
しかし、困ったことが一つ
もし手術を受ける時があったら、この作品が頭をよぎるだろうことだ
麻酔が効くかどうか・・・考えただけでも恐ろしい
全25件中、21~25件目を表示