「.」おろち 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。楳図かずおの同名マンガ内『姉妹』と『血』のエピソードが原作。ご贔屓の高橋洋が脚本。日頃、余りマンガは読まないが、本作は昔に読んだ記憶有り。独特の世界観が出ており、西洋館を舞台にした際に有りがちな陳腐さも無い。ただ谷村美月演じる“おろち”は存在が中途半端な狂言回しの印象、原作の様な語部に徹した方が良かったのでは……。木村佳乃の熱演が圧倒的、特にツンデレ母“門前葵”より“一草”の狂乱振りが光る。“理沙”の中越典子の嗤うシーンもソレ迄の印象とガラリッと変り、そのギャップが良かった。60/100点。
・各キャラクター毎にイメージカラーが設定されており、衣裳だけで誰なのか識別出来た。谷村美月 演じる“佳子”の落下シーン、本作と同じ高橋洋脚本の『女優霊('95)』でもよく似たポーズで落ちている。
・鑑賞日:2011年11月7日(月)
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