「後世に残る実験的映画?」ミスト こめこさんの映画レビュー(感想・評価)
後世に残る実験的映画?
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なんといってもこのラストですね。
このラスト、めっちゃスティーブンキングっぽいとか言われてるけど、原作ではとりあえず脱出はかるところで終わってるわけで…。
ただ、ご本人もこのラストに思いつかなかったことを嫉妬した、ってお墨付きのドン鬱ラストで、スティーブンキングっぽいのは間違い無いのかも?
この映画のラスト多分ものすごくこの後の映画に影響及ぼしたんじゃないかと思うんですよね。
プロモーションの仕方とか。
ラスト冒険するか、アンパイでいくか…とか。
刺さる人にはものすごく刺さるから、そういう感じの映画なんですわ、って匂わせて、そういうの好きな層に向けたプロモーションすれば多分その界隈の名作的人気の映画だったと思うんですよね。
でも結構大衆向けのプロモーションしちゃったからここまでのことになっちゃった。でもだからこそ後世に残る鬱映画、と結果話題作にはなったわけで…。
今までの映画だったら、原作通りに希望持たせるラストで終わるか、なんなら大胆アレンジであの最後助かったおばさん主人公にして、色々ありつつ子供助けて、最後、序盤にいたあの親子は車の中でそんな感じになっちゃって助かるもんも助からんやったんやな…って話で私たちは明るい未来へGO!みたいなストーリーだと思うんです。そしたら多分、そこそこスカッと?人気映画で終わってたと思うんですけど、多分ここまで話題にはならなかったんじゃないかな。
あの主人公であのラストにしたことに大いに意味があったのではと。
その後、あらゆる監督があらゆる作品を作る際に参考になった映画の一つになってるんじゃないかな、と個人的に思ってます。
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