「意見はいいけど否定するのは…」ミスト おうどんさんの映画レビュー(感想・評価)
意見はいいけど否定するのは…
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必要ないラストと言ってる方がちらほらいますが、この映画は主人公の言動が全て裏目に出るところがミソです。
最初に絵をアトリエに置いていったところから始まり、家に残してきた子供を心配して無謀にも霧の中に1人飛び出していった母親が結局生き残ったことも、薬局に薬を取りに行ったけれど火傷の青年を助けることができず悪戯に犠牲者を増やしたことも、一見頭のおかしい宗教家の女性が結果的に支持を獲得するところも、周りから止められたにもかかわらず車のボンネットに落ちていた銃を拾ったこともそうです。
ですからあのラストも胸糞かもしれませんけど、主人公の行動が裏目に出ると言う意味では必然性があったといえます。僕はすごく気に入りました。
結局は個人の意見ですからしょうがないんですけど、だからといって監督のことを否定したりするのは違うかと思います。
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