「救いゼロ」ミスト クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
救いゼロ
「正体不明の生物」てのが序盤はかなり即物的に出てきたので、
「うわ、シャマランの外れ映画っぽい!」と思ったが、
徐々にその「生物」は意外と多種類いて、攻撃も様々で、
モンスターパニックとしていい感じにはなってる。
薬局の蜘蛛の子とか、ゾワゾワくる。
それ以上に感心したのは、閉じこめられた人々の心の動き。
初めは「変人」だった人が、襲いかかる恐怖の中で「預言者」に。
そして彼女に煽動される人々。
このシーン無性にムカつくんだけど、
このムカつかせる心理描写がお見事だなあと。
それでこの「預言者」解決も、スカッとした。
なのに、この解決からラストまでは救いゼロ。
うーん、あのピストルは外に向けられるべきでは?何で…
コメントする