「思いのほかファンタジー色は薄めでした」マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
思いのほかファンタジー色は薄めでした
いろいろと楽しめそうな要素はもっとあったと思うんですが、何か中途半端だったような・・・。
私としては、おもちゃ屋をもう少し生かした作品にしてほしかったですね。
伏線もいまいち回収していなかったですし、映像だけはカラフルで良かったですが、おもちゃ屋の生かし方が本当に勿体無かった、あの猿なんか哀愁たっぷりで相当可愛かったんだけどなぁ・・・。
まあ夢を信じること、可能性を信じること、自分自身を信じることの大切さみたいなものは、それなりに伝わってきましたけどね。
結局ナタリー・ポートマン演じるマホーニ-の成長物語自体は、そんなに悪くは無かったのです・・・が、ナタリーが思いのほかファンタジーに嵌ってなくて、終始違和感は拭えなかったです。
逆にマゴリアムおじさんなダスティン・ホフマンは本当に楽しそうで、まさに嵌り役、魔法が使えても全然違和感ないのが凄い。
病院での子供のようなはっちゃけぶりとか、特に印象深かったです。
ジェイソン・ベイトマンの会計士に帽子が似合う少年と、脇役キャラもなかなかいい味出してましたね(2人の友情物語は物凄く良かった!)
しかし、この4人のアンサンブルがやや微妙、ところどころグッと来る部分もあったのですが、見せ方がいまいち過ぎて、消化不良感は否めなかったです。
設定は良かったのにファンタジーとしてのワクワク感もほとんど感じることが出来ず、私はいまいち嵌らなかった作品でした。
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