RENT/レントのレビュー・感想・評価
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どんな時も前を向いて今を生きようと思える作品
気になっていて、やっと鑑賞。
夢と希望と愛と死をめいっぱい詰め込んだミュージカル。限りある命だからこそ、切実に愛と希望に満ちた人生を生きないとな。誰だっていつだって、誰かの希望になれるんじゃないかと。めいっぱい生きないと。
少し前に舞台も見ていて、貴重な経験だったなぁと改めて思いました。
3.5
tick, tick...Boom!を観たので、ラーソンが遺した
名作ミュージカルRENTの映画を鑑賞!
ラーソンの苦悩や想いがこの作品に
詰まっているんだと感じました。
"愛は三車線じゃない。
自分を愛さないと、誰かを愛せない。"
【未来に向けられる力】
映画「チック、チック、ブーン」の中で、プロデューサーが、ジェイソンに対して、自分のことを書きなさいと強く勧める場面がある。
「チック、チック、ブーン」がジェイソンの自伝的な作品だとすると、「レント」は、ジェイソン自身の経験…というより、ヒストリーをベースにした物語なのだと思う。
1990年代、まだ、エイズに対する恐れなどが強いなか、HIV患者はマイノリティの対象ですらなかった。もっと、忌み嫌われていたのだ。
「チック、チック、ブーン」のニュースのなかで、議員が語る、エイズとゲイに対する辛辣な言葉が、それだ。
だが、ジェイソンは、友人にHIV患者がいたり、ドラッグを止めることができないものがいたりしたからこそ、この作品の構想が出来たのだろう。
病気やドラッグだけじゃない。
「レント」は、何が起きるか分からないニューヨークで、夢を追い求めて生きることの孤独や焦燥感、住む場所がなかったり、命の危険も否定できなかったり、そして、こんな中、愛したり、励ましあったり、大切な仲間が逝ったり、そして、激しくぶつかり合ったりはするが、最後には集い、助け合おうとする若者の連帯感を、一人ひとりの微妙な心の揺らぎを曲に乗せて届けるミュージカル作品の秀作なのだと思う。
ミュージカル「レント」は、日本での公演は、ずいぶん後になってからだった。
HIVは、社会問題化してなかったし、マイノリティという考え方自体が日本には少なかったことから、日本で成功するか危惧されていたのかもしれない。
だが、若者をはじめ多くの人々が抱える孤独や焦燥感は、きっと世界の何処を切り取っても同様のはずだ。
そして、今や、過去に人種だけを指していたマイノリティは、性的な指向も含めて語られるようになり、人々の関心は、貧困や抑圧された女性の立場などにも向いてきている。
「レント」は、音楽とともに、こうしたムーブメントの先頭に立ってきたのだ。
アーティスティック・ムーブメントの力は、常に未来に向いていると信じている。
ミュージカルにも敬意を表して。
今の時代に通ずる作品!
メイン曲の【Seasons Of Love】は
めちゃくちゃ好きな曲でしたが、
作品自体は観たことがありませんでした。
RENT=家賃が払えない若者達の
ミュージカル映画。
貧困格差、HIV、同性愛者、麻薬中毒など
いろんな問題を抱えながら今を生きる物語。
元はミュージカル→映画になった作品。
舞台は1989〜1990年だけど(映画の公開は2005年)
多様性、コロナ禍な2021年という時代に
少しリンクしている印象を受けました。
日本だとHIVにあまり馴染みがありませんが
アメリカでは深刻な問題になっていて、
いつ死ぬのかわからない日々に怯えながらも
夢だったり恋人との関係だったり、
普通の若者と同じような悩みも抱えている。
テーマ自体は重めですが、
登場人物達の人柄やミュージカル曲も相まって
明るい雰囲気です♪
作中何回も出てきた歌詞
『後悔していると人生を逃してしまう
あるのは今日という日だけ
ほかに道はない 方法もない
あるのは今日という日だけ』
not day,but today
メイン曲の【Seasons Of Love】に出てくる
52万5600分は1年の分単位。
1年ってあっという間だけど、
問題や病気を抱えている人にとっては
特にとても意味のある時間。
本当はどんな人でも意味のある時間なのですが...
『過去でも未来でもなく今を生きよう』
と、思ったのでした〜☺︎
名曲ある所に名映画有り!
曲だけでも聴いてみてほしい!
クリス・コロンバスの映像会社って1942picturesっていうんだ・・・すげっ
ミミ(ドーソン)を抱えながら歌う“I should tell you”がそのまま“愛してる”に聞えるから不思議だ。ロジャー(アダム・パスカル)の歌い方はかなり投げやり調なので好きじゃなかったけど、他のメンバーの歌声はよかった。
ブロードウェーのミュージカルはピューリッツァ賞も獲得したとかで、貧困な社会と若者のエイズの問題に正面から取り組んでいることがなかなかよかった。元が舞台だからか、一つの歌の中での展開が早すぎるところがPVぽさも感じられる。エンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)の死は涙が出てきたし、ミミとロジャーがともにエイズであることを告白するシーンもよかった。何度も聞かれるテーマ曲「52万5000分」が耳に残ります♪4点だけど何度でも見たくなる映画かも・・・8mmの映写会で終わるのもgood
疲れた時に見るなかの一本
なんだか無性に見たくなって、DVDを引っ張り出す。
見てみてわかった。
「no day but today」
このフレーズが聞きたかったんだな、と。
ミュージカル初演時のオリジナルキャストが半分以上を占めているだけに、「呼吸が無意識にシンクロする」くらいのチームワークの良さ。
そして、歌が圧巻。
(CHICAGOの映画版も好きだけど、この点では比較にならず)
エンジェルが好きだなぁ、やっぱり。
ものすごいチャーミング。
そして、あの美脚っぷり。
男にしとくのがもったいない…。
クオリティが高い!
ミュージカルから映画化されたものって個人的にはあまり信用してないというかレベルの違いを感じてしまうところがあったのですが、これは素晴らしいです!!!
歌も踊りも音楽もスケールも最高!
冒頭の歌も頭から離れない脳内リピートで、映画に何度も浸ります。
内容は結構シビアというかエイズとか死の話ですが、
本人がやりたいことや突き詰めて生きているので
みんな幸せそうに見えることから、HAPPYな映画と捉えてます。
名曲ぞろいのミュージカル
LGBTとかエイズとか芸術活動とか貧乏暮らしとか、いろいろあるけど頑張ってるニューヨークの若者たちの日常。ジョアンヌとモーリーンのレズビアンカップルが歌う「take me or leave me」がとても好き。真面目で一途な弁護士のジョアンヌを(恐らくナンパして)レズの道に引っ張りこんでおきながら、一瞬でも目を離せば男女も問わず誰でもソッコーで口説きにかかってしまう天性のタラシ、モーリーン。二人の対比がたまらん。ジョアンヌ歌めっちゃ上手いし、二人の曲はずっと見ていられる。
歌最高!もっと早く見ておけばよかった… 全体的に重い話だけど歌の力...
歌最高!もっと早く見ておけばよかった…
全体的に重い話だけど歌の力と明るさに救われる。
生と死や喜びと苦しさのコントラストの強さと感情のアップダウンから出てくるエネルギーはミュージカルだからこそ感じられるものだなって!
登場人物も魅力的だし泣いて笑ってが素直にできる映画だった納得の名作でした。
ミュージカルとしてはよかった
ミュージカルとしてはよかったけど、話の内容が重すぎて共感できない。HIVをちゃんと理解してないと話がわからないかな。。
それぞれの曲はよかった!だけど、ほぼ舞台役者だから演技が大げさ。
あるのは今だけ
ミュージカル映画が苦手なのですが、メッセージ性・曲の歌詞が頗る良かった。
「365日の時間を何で数える?(愛で数える事は出来るかな?)」
「後悔している間に、人生はどんどん過ぎて行ってしまう…未来も過去もない、あるのは今この瞬間だけ。」
時々、思い出したい良い言葉。
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