劇場公開日 2006年4月29日

「今の時代に通ずる作品!」RENT/レント 茶眉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今の時代に通ずる作品!

2021年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

メイン曲の【Seasons Of Love】は
めちゃくちゃ好きな曲でしたが、
作品自体は観たことがありませんでした。

RENT=家賃が払えない若者達の
ミュージカル映画。
貧困格差、HIV、同性愛者、麻薬中毒など
いろんな問題を抱えながら今を生きる物語。


元はミュージカル→映画になった作品。
舞台は1989〜1990年だけど(映画の公開は2005年)
多様性、コロナ禍な2021年という時代に
少しリンクしている印象を受けました。

日本だとHIVにあまり馴染みがありませんが
アメリカでは深刻な問題になっていて、
いつ死ぬのかわからない日々に怯えながらも
夢だったり恋人との関係だったり、
普通の若者と同じような悩みも抱えている。


テーマ自体は重めですが、
登場人物達の人柄やミュージカル曲も相まって
明るい雰囲気です♪

作中何回も出てきた歌詞

『後悔していると人生を逃してしまう
 あるのは今日という日だけ
 ほかに道はない 方法もない
 あるのは今日という日だけ』

 not day,but today

メイン曲の【Seasons Of Love】に出てくる
52万5600分は1年の分単位。


1年ってあっという間だけど、
問題や病気を抱えている人にとっては
特にとても意味のある時間。
本当はどんな人でも意味のある時間なのですが...

『過去でも未来でもなく今を生きよう』
と、思ったのでした〜☺︎
名曲ある所に名映画有り!
曲だけでも聴いてみてほしい!

茶眉