美しき諍い女のレビュー・感想・評価
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興味深いテーマ
スローペースで長い作品。テーマは面白く興味深く感じた。バルザックの原作ということを後で知った。
[描く]、[描かれる]。
それが、凄い緊張関係を持って行われ、深い洞察力と技術と、妥協を許さない熱意などの結果に産み出されたその作品は、描かれた人の人生を変えてしまうほどの力を持つ。それができるのは、突出した才能のある芸術家に限ったこと。また産み出された作品は多くの人には理解されないし、必要ともされない。だから世に出さないほうがよいということもある、ということらしい。
(とはいえ、最後に皆に見せた絵は、いくら映画の中でとはいえ、ちょっとレベル的にひどすぎないか…)。
このようなことが現実的なのかどうか、絵をちゃんと描いたこともない私には実感としてはわからず、頭で理解するだけ。しかし、興味は持てた。
マリアンヌは仮面をかぶることをやめ、人生を仕切り直す旅に出るのだね。人生は変わってしまった。
冒頭から佳境に入るまでの、彼女の、この子何を考えてるの?的な長ーい、おすましの場面が、こうなると納得されてくる。
それにしてもちょっと長かったかな…
パンドラの箱
一つひとつのセリフに無駄がないので約4時間気合いを入れて観る。とても見応えがあるので各人得るものがあると思います。
仕上がった絵は老画家とモデルにとってはパンドラの箱です。さっさと封印しますが、画商のために「まあ、こんなもんだろな」的な絵を書いて披露する。茶目っ気があるよね。
飲んだグラスでタバコの火を消すな
エマニュエル・べアールは
当時一番美しい女優さんだったんじゃなかろうか。
外向きのおっぱいを惜しげも無くさらして脱ぎっぷりが良い。
絵を描くのを見るのは好きだけど映画は淡々と長い。
そして出来上がった芸術家渾身の「美しき諍い女」は
見せてくれないまま壁に閉じ込める。
正直言ってつまらない映画だった。
たぶん
わかんないやつにはわかんなくていいって感じ。
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