劇場公開日 2020年2月25日

「愛の映画」ロバと王女 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5愛の映画

2020年8月11日
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ペローの童話を映画化(1970)
当時27才のドヌーブを主役に 往年の美女プレール(赤の国の王妃) 妙齢の美女セイリグ(リラの精)も登場する
(私はこの人目当てです)

ジャン・コクトーへのリスペクト(愛)も感じられ
ジャン・マレーが王様役で登場し、映画〈美女と野獣〉の手法を多数拝借している

ドヌーブは同年に〈哀しみのトリスターナ〉1967年には〈昼顔〉に出演しているので
父親の求愛に応じそうになる王女を演じても 何の不思議もない(笑)

愛のケーキを作る二人のドヌーブ(王女とロバの皮)が楽しげで愛らしかった

自虐史観を教え込まれたと言われる日本人の私は この映画のテーマである愛、それに男女のものの他に、強い自己(自国)愛、自己(自国)肯定感を感じてクラクラするが、らしい気はする

そして美女ドヌーブの相手が 童顔のペランよりもオジンのマレーの方がお似合い…だと
思っているんだろうな、フランス人は

jarinkochie