ブコウスキー:オールドパンクのレビュー・感想・評価
全2件を表示
酒と競馬と郵便配達。。女、女、女、、、、
豪快で破天荒なイメージを持っていたブコウスキーの魅力溢れる人間性や幼少期と青年期での暗く思える青春時代、嫌々ながら真っ当に働いていた事実など、ふつうに生きている感覚に共感出来たり。
意外と女々しくて嫉妬深い様子や涙脆かったり、奥さんに対する喧嘩のシーンや"カップケーキ"を一途に待つ姿に可愛さも。
ハリー・ディーン・スタントン、トム・ウェイツ、ショーン・ペンとブコウスキーの関係性、彼に携わった人々のインタビュー、特に関わった女性陣が語るブコウスキーの話は興味深い。
ブコウスキーの魅力溢れる素の姿が堪能出来る、一人の人間としても素晴らしくて格好良い。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
本当にいたんだ
自伝みたいなものを何冊か読んではいたが、このドキュメンタリーを観てようやく、あのどん底飲んだくれ人生がホントに現実だったのか!と信じられるようになった。
十ん年もどうしようもない環境の郵便局に勤め続けながら、女にハマり女と争い独りになり飲み、書く。斜めや裏やらヒネた角度から世間を眺めて悪態をつき、時には自分の弱さ脆さも素直にさらけ出す。
とにかく書いて書いて書いて書いてしまいには狂信的ファンすら出るほど愛されたから終わりはよかったんだが、ブコウスキーを形成するための要素として、クソみたいな父親も必要不可欠だったなと思うと、皮肉なもんです。
彼を愛した人間はごまんといたけど、最期をみとった妻との絆の深さは他と比べ物にならない。彼女の愛情に満ち満ちたブコウスキートークが一番の見所。DVDなら特典映像のカットされたシーンまで観るべし。
全2件を表示