「吹替がすごい」ルパン 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
吹替がすごい
原作小説「アルセーヌ・ルパン」生誕100周年記念作品。
映画本編の話とは違うのですが、この作品吹替版のキャスティングがすごい。
小林清志(次元)、増山江威子(不二子)、島本須美(クラリス※劇中でもクラリス役)、
それとこれは関係ないでしょうが、ルパン役の宮本充は特撮の「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」の適役に出演経験があります。
作品は怪盗アルセーヌ・ルパンの誕生、そしてその半生を描いたもの。
中々ドラマティックで見やすい構成で、端々に力の入れようがわかります。
その大怪盗としての華々しい活躍も中々のものでした。
ただ、あまりにも駆け足なのは否めず、所々に荒さも見られました。
カメラに所々安っぽい演出、なんと言うかTVの再現Vみたいなテイストが気になるんですね。
あまり広げ過ぎずに、もう少しコンパクトに作ってくれた方が見やすかったかもしれません。
でも日本人的にこの吹替作品はある意味貴重。
それとやはり、エヴァ・グリーンの美しさが際立ってました。
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