アルフィー(2004)のレビュー・感想・評価
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男の憐れさに身につまされる男性映画
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主人公がカメラに向かって心境を吐露する私小説風スタイルの、恋愛映画と云うより、身勝手な男の生き方を憐れみ、反省を促す男性映画。モテない男には無用の心配ではなく、行動と結果が予測通り行かない現実を正視出来ない男の哀れさがあって面白い。アルフィーを演じるジュード・ロウは役に嵌りその個性を出して好演。マイケル・ケインの前作を見逃しているのではっきりとは言えないが、物語の内容は古いスタイルで、現代のニューヨークを舞台にした良さは表現されていない。
女性との関係の深入りを拒み棄てる男が、寂しさに負けて女性に言い寄り、今度は自分が棄てられて傷つくという至極当然のストーリーで分かり易い。そんな主人公の独白のおちゃらけが効果的。
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