ダニー・ザ・ドッグのレビュー・感想・評価
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ご都合主義過ぎ
主人公が人間として育てられて来なかったのにそのギャップがコミカルに描かれてるだけ。
娘は初対面から好意を持ち唯々笑って主人公を受け入れる。
そして不死身のボス等...
ダークヒーローのやるせないストーリーを期待したが浅いものだった。
演技が凄い
ダニーを演じるにあたってジェットリーが犬を観察したそうですが、本当に序盤犬みたい…。人はこんなに犬のような表情ができるのだなあ…。尻尾の垂れた柴犬そのものじゃないですか!それと戦闘時の狂犬モードの落差が凄い!
ふれあいターンも飽きずに見ることができたんですが、ピアノという小道具が聞いていたのかなあ…お世話になった家族がめっちゃくちゃ話が早かったというのはあるけど。芸術家はへんな人が多いね。
こういうアクションシーンの多い映画だと、ラスボスターンがラスボスなのにしょぼい、ということが多々あるのだけど、序盤から丁寧に精神的優位さを描いていって、最後に!!というところでアクションではなく精神的クライマックスで盛り上がったのがうまかったなあ。
話はコンパクト。過不足なく世界をそこまでで作った感じ。
惜しい
音楽がマッシヴアタックてのに惹かれて鑑賞。
何もかも惜しい。アイデアは面白いかな…… やんわりと雰囲気を楽しむと吉かもしれない。
最後、モーガンとヒロインを物入れに押し込んで、シーッてして、フラッシュバック、そして駆け出すダニー! っていうあのシーンだけは役者と音楽と演出とか何もかも噛み合って最高だった。
リーのアクションが、クンフーっぽくはあるもののかなり荒っぽい、力任せの喧嘩風なのが役っぽくて私は良かったと思う。
ゴールテープの切り方よ…(悦)
最初はジェット・リー兄貴の超絶カンフーを堪能するだけのアクション映画だと思ったんです。
期待通りしょっぱなからトばしてくるリー兄貴(主に敵を)。
しかしフリーマン師匠が登場してからはヒューマンドラマに早変わり。
自閉症(的な感じ)の青年ダニーと、盲目のピアニストとの心温まる交流が描かれていきます。
この「ジャンルにとらわれない」感じ、大好きです。
で、なんやかんやあって後半は怒涛のアクションの連続。
さすが指導ユエン・ウーピン。キレがハンパないです。
ここまでは、アクション面白かったなぁーって言うぐらいの感想だったんです。
でも最後の最後、終わる直前にやってくれましたよ…
ダニーが一粒の涙を流したんです。
だから何だよアホと思われる方もいるでしょうが、ここで涙を流すのと流さないのとでは意味が全然違います。
あえてあらすじは省きましたが、ダニーはただ主人の言うことを聞いて人を痛めつけるだけの「無感情」な犬だったわけです。
なのでこのラストは、無感情だった「犬」が、すべての感情を表すことのできる本当の「人間」に生まれ変わった、という表現なんじゃないでしょうか。自分の考えすぎですかね…。
もしそうだったら、この「テーマとして筋の通った演出」は素晴らしいんじゃないでしょうか。セリフで説明することはあっても、演出でそれを伝える、もしくは観客にそう捉えさせるような映画って、ありそうでなかなかないと思います。
やっぱり映画の始まり方と終わり方って重要だなって改めて感じました。
ちょっとテンポ良すぎるようなとこもあるので、もう少しゆっくりでもよかったと思います。
特にあの二丁拳銃野郎はボッコボコにしてほしかったなぁー…
それで10分伸びても全然問題ないです。(笑)
カンフー映画だと思わず、一度は観とくべき映画だと思います
でもなんであんまり人気ないんだろ…超がつくぐらいの名作だと思うんだけどなぁー…
リュック・ベンソンが描くヒューマンドラマ
リュック・ベンソンが魅せるヒューマンドラマ(アクションもおなじみ)。題名からあまりきたしていなかったのですが流石ハリウッド作品。意外と心に残る映画でした。脚本や演出が良かった。単なるアクション映画かと思ったが音楽によって心を開いてゆき、過去(自分)を取り戻す。その自閉症的な青年役をジェット・リーがうまく演じています。子の監督作品の特徴である暴力的なアクションと緊張感は残っておりモーガン・フリーマンの名演技もあって良い作品になっています。観る価値ありですぞ。
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