マイ・ブラザー(2003)のレビュー・感想・評価
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DVDゲットシリーズ200円。性格が正反対の兄弟とその母の物語。 ...
DVDゲットシリーズ200円。性格が正反対の兄弟とその母の物語。
やっぱり魅せるぜ韓国映画。なんだろう?激しいんだよな。ストレートな感情表現ができない日本人にはそこが羨ましくもあり、面白くもあるのだろうと思う。
本作、なんとなく昭和の任侠もの感あり。最後の主人公の前向きな姿に違和感。だって、全部おまえのせいやん(笑)ヒロイン、どこいった?(笑笑)
「永遠の弟」と評されるウォンビンだけど、「弟にしたい俳優」NO.1には選ばれないような気がする
兄弟愛だけの映画ではなかった。兄ソンヒョンは生まれながらにして口蓋裂の障害を持っていて、周りからも冷ややかな目で見られ、父親は赤ん坊を捨ててしまう。母親はその子を拾ってきて当時身ごもっていた弟も無事生まれ、2人の息子を女手ひとつで育てあげるのです。母は生活のため高利貸しとなるのですが、支払いが滞るドゥシク食堂の息子が知的障害児。障害や職業の差別という扱いにくい問題もさらりと見せてくれます。兄ばかりに母の愛情が注がれてると信じていた弟が反抗的になり、申し訳なく感ずる兄が弟へ精一杯愛情を注ぐという、ありがちな兄弟の確執ですが、見事な演技によって感動を与えてくれました。
弟の度々起こす暴力事件などで、引いてしまうところもあるのですが、暴力を肯定的にとらえることなく、家族の愛を表現しています。そして因果応報。家族の運命はことごとく関わりのある人たちによって変えられてしまう・・・
高校時代に決闘した相手が。付き合っていた彼女の兄が。幼い頃借金取り立てに行っていた家が。それぞれ終盤に絡んでくる。そして、バーバリーの上着が最重要伏線となって、涙せずにはいられないクライマックスとなります。
女の子ミリョンが単なるエピソードでしかなかったことや、カメラの伏線が弱かったことなどのマイナスポイントさえなければ最高だったかも。
【2005年5月映画館にて】
お母さんの言葉に・・・
間を空けずに二回目を観たんですが、やっぱりお母さんの言葉には泣かされちゃいます。良いお母さんだ・・・本当に。
ラストにはちょっとうーん、、何でも悲劇に持っていきたがるのがたまにキズの韓国映画。
世には色々な兄弟がいるけど、この兄弟はみていて幸せでした。
兄弟愛を描いた韓国映画だが・・・手法に疑問
ウォンビン主演の韓国の兄弟愛を描いた作品だが、どうもストリーが単純すぎて映画としては退屈な部類に入る。ウォンビンのスター性や脇役の演技も素晴らしいものがあるがよくある涙を流す韓流恋愛物のストーリーを意識したのか盛り上がりに欠けるし、ラストもいまいちでした。唯一光るウォンビンの笑顔くらいかな・・。
すべては 「家族」
父の子、母と子、姉妹、そして「兄弟」。
「家族の愛」はまさにいろいろだ。
父親の「愛」を得られず認めてもらえないトミーをJAKEがせつなく演じている。
スパイダーマンのイメージが強いトビーの また、「愛」によって幸せにもなり、また同じ「愛」によって、それを「刃」に変える すさまじい演技で圧倒された。
この映画全編に流れるのは「愛」。
JAKE目線で 今回は 観賞したので、再度 また 映画全般を じっくりと見直すために また映画館へ足を運ぶ。
「僕が死ねばよかったんだろう」との あまりにも 寂しい言葉まで出てしまうほど、父親から認めれず苦悶する弟トミー。
兄サムが戦死したという知らせから、キッチンを修理したり、姪っ子と遊んだり、そしてサムの最愛の妻グレースと心通わせたり。
「愛」によって、トミーは幸せになりつつあり、また、父親からもまさかの誉め言葉も得て、その時のJAKE演じるトミーのなんともいえない表情に言葉を失った。
こんなにも愛情をもとめているんだと。
同じ「愛」を守ろうとするからこそ、兄サムはアフガンで心に大きな傷をもつ。
そして「愛」ゆえに それを「刃」に変えてしまった。
再生の予感を残して、映画は静かに終わる。
U2の主題歌が心に残った。
秀作です。
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