炎のメモリアルのレビュー・感想・評価
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冒頭にその消防団に加入する新米にカトリックでいう告解という儀式のよ...
冒頭にその消防団に加入する新米にカトリックでいう告解という儀式のような、その新米の秘密を打ち明けさせるような振舞いの場面があり、当映画の監督がプロテスタントなのかと思いましたが、ジョントラバルタが新興宗教のサイエントロジーの信者ですが、ホアキンフェニックスがもう亡くなったリバーフェニックスの弟で、そのリバーフェニックスがアーミッシュのような宗教団体に所属しその信者で、そのアーミッシュが米国内を馬車で移動し電気も使わない、19世紀のような生活をする放浪の団体とは聞いたことがありますが、兄がそうだと弟もと思いますが
消防士って…
実際現場を見たことなかったのでこの方たちの活躍をこの映画を鑑賞して知りました。
めちゃくちゃ号泣しました。
火事現場なんて避難するのに逆に飛び込んで行くから命がけ。
家族にいたら毎回心配だろうな~とか
近くに消防署あって何気に通ってるけど、たまに訓練してるところ見かける。
これからはこの方たちをちゃんと敬っていきたいと思いました。
ロバート・パトリック
邦題:炎のメモリアル、原題はLADDER49だ。日本では車のナンバーでも欠番になるくらいの数字なので(42とともに下二桁が欠番)、さすがにそのままのタイトルにしなかったのかもしれない。49という数字で最初に思い出すのが、読売ジャイアンツの助っ人だったクロマティ。映画が始まったときから彼の勇姿を思い出していると、ドン・ミラー(ケヴィン・ダニエルズ)がクロマティに見えてしまい、最後までクロマティじゃないかと疑ってしまいました。
ストーリーは、火災現場にて生存者を救出した主人公ジャック・モリソンが現場に閉じ込められ消防士生活を回想するという内容だ。英語圏に「走馬灯のように」という言葉があるかどうかは知らないけれど、楽しかったこと辛かったこと、ボルティモア消防隊に入り、人命救助に人生をかけるまでの様々なエピソードが繰り広げられます。ストレートで全くのひねりもなく、男の生き様を教えてくれるので、『バックドラフト』や『タワーリング・インフェルノ』のような映画とは全く違ったジャンルと言えるかもしれません。この映画を観て、仕事に信念を貫き通す人生を感じ取り、自分の職業に対する意識を見つめ直すことができれば満足できるでしょう。
署長のマイク・ケネディを演ずるジョン・トラボルタ。最近の出演作では股座を掻く演技が印象的でしたが、今回も下半身ネタでは負けていません。何かやってくれるのではないかという期待に応えてくれました。妻役のジャシンダ・バレットも良かったです。「家の前に赤い車が止まって・・・」という台詞と見事にからむ演技が最高です。個人的には、レニー(ロバート・パトリック)が炎の中から不死鳥のように甦る姿や、開かなくなったエレベーターを金属の道具でこじ開けるようなシーンを期待してたのですが・・・ありえません。歳とってました。
ちなみにUSJへ行く際には、数あるアトラクションの中でも「バックドラフト」は欠かせない。特に寒い時期に行くならば、冷えた身体を温めてくれるのでいいですよね。
消防士の真面目な話
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 70
真面目に消防士のことを描いている。消防士も家に帰れば、妻や子供が待っている普通のお父さん。でも仕事に出れば危険なこともあり、時には命懸けで任務をこなす。現実にどのくらい怪我をしたり殉死があったりするのかは知らないし、二次災害を防止するためにあまり危険を取らないとも聞くが、それでもこういうことも時にはあるんだろう。消防士としての生き様と、個人としての生き様がうまく対比して描かれていて好感が持てた。
物語は真面目な映画としては基本に忠実で、まずいくつかの話を仲間の出来事としてところどころに伏線を張り、それを本編に繋げている。消防士としての人間性を全面に出すことによって、危険に挑む生身の彼らの生き様を良く表現している。
涙涙でした。
消防士とはどんな仕事か?よりも、どんな強い精神で職務に当たっているのかということが凄く伝わってきました。
あらためて知った今、私に消防士の仕事はできそうにもありません。
残酷な結末に現実感が増し、色々考えさせられます。
簡単な仕事というのはありませんが、消防士。尊敬します。
最後のシーンで流れている曲「Shine Your Light」も最高でした。
熱い男のドラマ。
消防士を描いた映画で有名なモノと言えば、「バックドラフト」があります。しかし本作は、これまでの消防士を描いた映画の中で、最も素晴しい作品ではないかと吾輩は思います。熱い男のドラマであり、家族愛を描いた感動作でもあります。
この映画はそもそも、あの“9.11”の際に自らの危険を顧みず、現場に急行し多大なる犠牲を払いながらも、人命救助に当たり続けた消防士たちに、リスペクトの意を込めて製作されました。だからと言うわけではないでしょうが、観ていて『アメリカ万歳!』的な感覚や、意図的に『泣かせてやろう』と感じさせる演出が為されている部分が幾つか目に付きました。トラボルタや、ホアキンがあまり消防士らしく見えない(笑)といった点も、この映画のマイナス的な要素ではあると思います。
しかし、思想や国土がどうであれ、一度火災が発生すると消防士たちはどんな危険にもひるむことなく、消火・救助活動に赴く。例えそのことによって自らの命が犠牲になろうとも、彼らはプロとして、その生き方を貫き通す…。この映画を観ていて吾輩は、その点にとても大きな感動を覚えました。もちろん彼等にも、愛する守るべき家族がいます。しかし、家族にとってヒーローである彼等も、実は普通の人間に過ぎない…そういった苦悩もうまく織り込んで描かれていて、共感がもてました。仕事を、家族を愛し自らの信条と生き方を、愛する我が子に示して逝ってしまう…。そんな彼らの生き方に思わず目頭が熱くなりました。
ストーリーは平板で、取り立てて目を惹くような作りではありませんが、この映画の根底に流れている“消防士に対する敬意”という思いが、この映画を力強い感動作に仕上げていると思います。
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