カルメン(1948)のレビュー・感想・評価
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リタ・ヘイワースは美しい
原作読了。ミュージカル鑑賞済み。リタは美しくきらびやかでチャーミング。なんですが、カルメンはもっと情熱的で生命力にあふれたイメージがあります。自由に強く生きた女性が、なんだかワガママなだけのような。短かったせいもあるのか、やはり舞台で観るのがいいのか。
リタ・ヘイワ―スを見るにはいい
リタ・ヘイワ―スが、ジプシー女を演じている映画。多くの男にチヤホヤされ、笑顔を向け媚を売り、情熱的な踊りを披露する。そこが見どころか。ストーリー自体は、異動してきた兵士がカルメンにチョッカイを出されて熱を上げ、彼女の悪戯で上官を殺してしまい、悪党に落ちぶれていくもの。カルメンの為に男が殺されたり、堕落したりするのに、悪びれず、自分の所為ではないって、自分はムカムカした。
描きようによっては、正真正銘の悪党はカルメンだ。リタが、美人で、楽しく振舞っているから、魅力的に見えるだけ。自分は、ハリウッドのこういう映画は好きでない。悪を印象操作で、良く見せてしまうから。
原作とは全く違うお話です。つまり、本来はカルメンの視点で話が進まな...
原作とは全く違うお話です。つまり、本来はカルメンの視点で話が進まなければいけませんが、この映画はドン・ホセの墜落劇になってます。男目線だと言う事です。
アメリカ映画特有のプライドが高い男が、女に翻弄され身を落としていくと言ったお話です。
つまり、結末が同じなだけです。最後の2分だけを鑑賞すれば良いと思いました。(オリジナルを知りたい方は、やはり、オペラを楽しみましょう。)
また、ロマ族に対する偏見と差別が払拭されていません。原作にも偏見、差別はあったと思いますが、カルメンを一人の人格として扱っていたはずです。
このリタ・ヘイワース演ずるカルメンはわがままなだけの気ままな女性に感じました。
明るい、楽しい映画かなと思って観たら違ってた → 少し残念
参考=「カルメン」の原作は、メリイの小説+ビゼーのオペラで、
1909年以降、世界各地で18作以上の映画が作られている
あらすじ+感想、等
1=この映画は、1830年代のスペインが背景
2=カルメンは、ロマ族の若い娘で、明るくて踊り上手だが、
①嘘つき、②泥棒、③自分本位の性悪女
④交際者が殺人犯でも全然動じない
→ 平凡な男の妻に納まる様な女ではない
3=カルメンの服装は、逃避行中でも身綺麗すぎる
4=ストーリーは、①殺人、②不倫、③逃避行がメインの感じ
5=カルメンに惚れた男:ホセは、前途有望な青年だったが、
複数の殺人を犯し、強盗となり、懸賞金をかけられ最後は射殺された
6=カルメンは、その直前ホセに刺され死亡?
7=印象深い場面もあったが、楽しい映画ではなかった
→ 「黒猫が横切るのは、不吉の前触れ」は、この映画が最初かな?
8=感動する場面もないので、評価は星3.5個
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