「もっと怖いかと思ったが。」箪笥/たんす アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと怖いかと思ったが。
韓国の怪談話が元ということで、怖さを期待したけれど、それほどでもなかった。薔花紅蓮伝をしらべてみたが、元にしているだけで、内容はかなり違う。映画は人間が怖い。継母の口調や行動も怖いが、長女の行いもなかなかのもの。
父親がいちばん悪いように思える。奥さんがいるのに、後の後妻になる女を家に連れてきて一緒に暮らすって、どういう神経?そりゃあ、奥さん、首吊っちゃうよ。でも奥さんも次女の部屋の箪笥の中で首吊るのはちょっとひどい。その中にお仕置きとして次女を閉じ込める後妻、閉じ込められて暴れたために箪笥が倒れて下敷きになる娘を観ても助けようとしない後妻、鬼です。
結局は妹の死を認めたくない姉が、妹がいると思い込んでいるために奇妙な行動をとる。そういうことかあ、と観ていて納得。でも終盤の継母とのドタバタはちょっと頭が混乱、袋の中は誰だったのか?
コメントする
kossyさんのコメント
2022年10月29日
アンディぴっとさん、コメントありがとうございます。
2000年代の映画はこの手の精神的内容のものが多かったですね~
この継母の存在は二度観ないとわかんないかもしれないです。