家族のかたちのレビュー・感想・評価
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イギリス中部の大河ドラマを思わせる原題。
いきなりのテレビ出演にてサプライズであるプロポーズ。番組を見ていた元夫ジミー(カーライル)が自分にまだ愛情があるのではないかと思いこんで、ノッティンガムへ向かうのだ。しかも、彼は強盗をやって、仲間を裏切り金を1人占めして資金を得たのです。
仲良く会話しているシャーリーとジミーの姿を目撃したデックは彼の仲間を呼び寄せて、ジミーが寝止まりしていたチャーリー宅を襲わせる。これも軟弱・・・ずるい野郎だ。しかし、こんな田舎町にも復讐の連鎖があった。本人同士で話し合わないのに回りからいやがらせを繰り返すなんて、縮小代理戦争だ。
結局は今の彼か元さやに収まるかといったことを想像するためだけの映画。それにしてもデックだって、結構ダメ男だぞ・・・
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「愛」とは、単純で複雑なものである
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前夫・ジミーへの未練を引きずるシャーリーと、彼女をひたすらにそ愛するディック。
お互いに愛しあっていても結婚へは踏み切れずにいた。
そんなとき、二人の前にジミーが現れる。
ジミーとディックとの間で、気持ちが揺れるシャーリー。。。
そのようなありきたりなストーリーなのだが、どこか一味ちがう。
そこにいるキャラクターはコミカルに演出されているにもかかわらず、人間的で普通にかっこ悪い。
シビアにも偏らず、コミカルにもなりきらず、そのバランスも絶妙で、どことなく温かいものを感じた。
誰もが持つもろくて弱い面を前面に描き出しながら、最後に強い絆を見せつけるあたりが、とても心に残る作品にしている。
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