ホーンテッド・マンションのレビュー・感想・評価
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リブート版よりファミリー向きのゴースト屋敷
今年9月にリブート版も公開。
ディズニーランドの人気アトラクションの最初の映画化。2003年の作品。
見るのは約20年ぶりくらい。
リブート版を見た時、こちらも久々に見たいなぁ…と。もうほとんど忘れているので。
Disney+にて鑑賞。
そうそう私事ながら、先日遂にDisney+に入会!
以前も何度か入会しようとしたけど、何故か入会出来ず。
で、ちとやり方変えたら、あっさり入会出来た! 今まで出来なかったの、何だったの??
とにもかくにもこれでようやく見る事が出来る。入会して一週間。ここの所ずっと、ディズニーやピクサーやマーベルや“スター”の見たくても見れなかった作品や再見したかった作品を見ている訳さ。
見れる事になれたのは大変嬉しいが、NetflixやU-NEXTやレンタルや劇場で見たいのが他にもいっぱいあり、さらに増えて見れる時間あるかな…?
…ま、そんな事はどーでもいいとして、感想を。
不動産を営むジムと妻のサラ。
ある日、「屋敷を売りたい」との連絡が。サラ宛てに。
妻一人でとの事だったが、久々の大口にジムは大はしゃぎ。その日は家族旅行も重なって、メーガンとマイケルの二人の子供も伴って、先に立ち寄る事に。
想像以上の大豪邸。が、何処か不気味で、敷地内にはお墓も…。
せいぜい20分で終わらす予定が、彼らを待ち受けていたいたのは…。
恐ろしくも愉快なゴースト屋敷だった…!
隠し部屋。
秘密の通路。
地下にはミイラ。
動く絵画。
歌う石像。
顔だけの水晶玉=マダム・リオッタ。
そして、屋敷内を漂う人魂…。
リック・ベイカーの特殊メイクやCGを駆使した世界観は楽しい。
言うまでもなく、怖さは皆無。だって主演はエディ・マーフィだもん。彼の十八番のマシンガントークとリアクションと、家族のピンチ~救出~絆や鍵探し、屋敷の秘密など、肩の凝らない娯楽作。リブート版よりファミリー向き。
屋敷に住んでいるのは、主のグレイシー。執事のラムズリー。二人の使用人。
MVPはやはり、執事役のテレンス・スタンプ。
感情には乏しいが、執事としてパーフェクト。
ご主人様には忠誠尽くすが、使用人たちには怖がられている。ジムらを丁重にもてなすが、裏ではジムに毒舌を。
神出鬼没で、スタンプの怪演もあってゴーストより怖いかも。
その正体は…。
住人たちは皆、ゴースト。
大昔の悲劇により呪われ、屋敷から成仏出来ないでいる。
かつてグレイシーには愛する女性がいた。
名はエリザベス。彼女は謎の自殺をし…。
遺されたエリザベスの肖像画を見て、ジムらは驚く。
サラと瓜二つ。
これは罠だったのだ。当初、サラに一人で来るよう伝えたのも。
グレイシーの企み…? いや、彼ではない。彼は未だにエリザベスを忘れられず、愛している。
企んだのは、サラに電話してきた声の主。ラムズリー。
しかも、これだけじゃない。自殺に見せかけ、エリザベスに毒を盛り殺したのもラムズリー。
あの女と結婚したらグレイシー家は崩壊する。名家を守る為。
今尚悲しみを引き摺る主人。サラをエリザベスと偽り結婚させ、悲しみを晴らす為。
彼なりに守りたいものはあったのだろうが、悪いのはあなたです!
守りたいものがあるのはジムたちだって同じ。
仕事優先のジム。なかなか家族と向き合えない。
頼りになる利発的なミーガン。蜘蛛嫌いのマイケルも克服。
そして何より愛する妻サラ。
この奇妙な一夜を通して、家族の絆を再認識。
グレイシーにも再会が。二人のラブストーリーでもあった。
ちょっぴりの怖さと、ワクワク冒険とユーモアと、ラブ&ファミリーのハッピーエンド。
まあ、また暫くしたら中身忘れてしまいそうなほどの薄味だが。
最後は家族旅行の続き。
うるさいほど喋る水晶玉と歌う石像があれば退屈しなさそうだけど…?
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