「「なずな〜」「はるこ〜」「観月ありさ〜」「セ〜ラ〜ム〜ン〜」」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993) 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
「なずな〜」「はるこ〜」「観月ありさ〜」「セ〜ラ〜ム〜ン〜」
まず、この作品がドラマとして作られたとはにわかには信じがたいです。
全体的な出来が素晴らしい。
設定が小学生というところがまた良きでした。
自分にもこんな感じの独特な雰囲気の頃というのがあったなと懐かしく感じました。別に何が合ったわけでもなく、ただ友達と馬鹿騒ぎしてただけなのに、何か哀愁が漂っている感じ。
この作品からはすごく昭和の香りを感じるのですが、平成生まれの僕でもこの空気は分かります。
なずな(奥菜恵さん)が本当に美しいです。
透明感の塊で、何処か哀しげな姿はぴったり。
今作一番の見どころ墨汁みたいなプールでのシーンは歴史に残る名シーン。
なずなの透明感と神秘的な光とプールの水
綺麗過ぎて涙が出そうでした。
典道や祐介をはじめとする子役も純粋な演技がとても良かったです。
最近の子役は鼻につくこともしばしばですが(ごめんなさい、偏見です)、典道たちは本当に自然でそのまんまの姿といった感じでした。
もし、水泳で勝っていたら
どうなるわけでもありませんが、構成も面白かったです。
また、主題歌『Forever Friends』や劇中音楽は淡い夏の想い出をうまく表現しているとても良い曲でした。
久しぶりに花火が見たいなぁ
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