リード・マイ・リップスのレビュー・感想・評価
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性悪女
前面的にヴァンサン・カッセルを受け入れたり、読唇術の伏線だとしても何の根拠もなく見張り続けるなど、無理矢理な物語の展開的要素が説得力に欠けてしまう、爺さんの件は予想が付く反面、全くもって不必要に思えたり、女の秘めた性欲が物語にどう絡んでいくか期待しながらも微妙に活かされない。 全作観ている訳ではないがジャック・オーディアールの作品は本作を含めて危うい雰囲気を漂わせながら無難に危機回避、ハッピーエンドがお決まりなパターンでもあるようで、まぁその過程が楽しめる訳ですが。 主役の女優さんはお世辞にも綺麗とは言えないが、徐々にハマってしまう魅力が、グレタ・ガーウィグみたいってか顔が似てる!?
妻が失踪したという初老の男性はどうなったんだ?
難聴のため心を閉ざし孤独な35歳の女性。普段は補聴器を使っているが、全く聴こえない時期に読唇術を覚えた。冒頭の音響効果が難聴の雰囲気を表現しているし、所々で補聴器をはずす場面に音をこもらせる演出が施されている。上手いなぁと感じるものの昼の仕事と夜の仕事の切り替えが頻繁すぎるため疲れてしまいます。 孤独な男女が中々結ばれない。金は要らないというカルラだったが、スリルを求めてポールの言いなりになる。ポールの心理描写がほとんどなされないのが残念だったが、結局は改心しなかったということか・・・
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