10話
劇場公開日:2003年8月2日
解説
1台の車の中で運転席に座る女性と、代わる代わる助手席に乗り込む人々の会話のみで構成された10の物語。監督は、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ。撮影は、車内に固定された2台のデジタルビデオカメラのみで行われ、俳優たちの演技はほとんどがアドリブである。
2002年製作/94分/フランス・イラン合作
原題または英題:Ten
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2003年8月2日
ストーリー
イランの首都テヘランで、永遠の時間のなかを運転するひとりの女性。そして、まるで偶然がいつのまにか乗り込み、いつのまにか降りていくように、彼女は街中の人々を次々に乗せては降ろしていく。世界の片隅で語られる、小さな場所での些細な会話。空気の存在のような彼女の元で女たちは不満を語り、喪失に震え、静かな諦観を表明する。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アッバス・キアロスタミ
- 脚本
- アッバス・キアロスタミ
- 製作
- マラン・カルミッツ
- アッバス・キアロスタミ
- 撮影
- アッバス・キアロスタミ
- 音楽
- ハワード・ブレイク
受賞歴
第55回 カンヌ国際映画祭(2002年)
出品
コンペティション部門 | |
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出品作品 | アッバス・キアロスタミ |