「死刑制度の是非」ライフ・オブ・デビッド・ゲイル marさんの映画レビュー(感想・評価)
死刑制度の是非
特筆すべきはストーリーテリングの巧みさ。
「何か裏がある」感を漂わせつつ、観客を飽きさせないように
しかも核心の衝撃は弱めないように、謎を少しずつ明らかにしていく。
ここのさじ加減が非常に良くって、最後までハラハラしながら楽しめた。
とは言ってもテーマ的には「死刑制度の是非」。
何が善で、何が悪なのか。複雑で、しかも答えがない問題。
ラストシーンで提示されるメッセージは極めて強烈で、
改めて死刑の是非について、あるいは
「ちょっとした悪意や無理解」の重さについて考えさせられる。
しかしケヴィン・スペイシーが独白をすると
「何か裏がある」と感じてしまうのは僕だけだろうか。
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