「いじめっこ」BULLY ブリー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
いじめっこ
実話でありながらもラリー・クラークお得意なティーン物で、文化の違いがあれどアメリカも日本も若者像に関して大した違いもないような!?
日本でも少年、少女による殺人事件はあったりするし、違いがあるとすれば未成年に対する刑の甘さや軽さ、厳しさなどの違い。
狭い世界で繰り広げられてしまう愚かな行為、賢さは感じられずに思うがままに突き進むしかない十代の幼さから来る残酷性、追い詰められたまま自分から堕落する選択肢しか選べない。
半端な立ち位置のギャングかぶれは「KIDS/キッズ」のテリー役、私生活が悪タレ小僧なブラッド・レンフロは存在自体がラリー・クラークの作品にピッタリな早死が惜しい、マイケル・ピットの腑抜けなジャンキー役にビッチでキュートな女のコ三人、イエロー・バスタードでジョン・コナーなクソ野郎と、リアルなティーンを描かせたら逸品なラリー・クラークが素晴らしい。
公開時にフォーラム仙台にて初鑑賞。
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