「予想通りの展開で気持ち良い。ただ非現実的だよな…」メイド・イン・マンハッタン　ちかさんの映画レビュー（感想・評価）

ホテルのメイドと議員候補があるキッカケで恋に落ち、
メイドということを隠し続けられるか…と続く展開。

特別な美人でないこと、まくし立てる話し方や態度の演技からはメイドとしてのリアリティさがあったため、
ファンタジーと割り切れず現実的に考えてあり得ないな〜と途中から醒めてしまった。

仮に、服装や雰囲気で初めデートに誘う気分になったとしてもその後執着するほど恋に落ちるだろうか。
しかも、劇中のメイドに対する差別報道の表現を見るに、アメリカではかなりの身分の差があるようだ。
実際、メイド姿を見て｢そんな格好をしてどうしたんだ…｣｢なにかの冗談か…｣と放心するカレ。
1回、1時間程度昼間に子連れで散歩した程度じゃ気持ちは冷めるのでは？
展開上、しょうがないんだけども。

せっかくならもっとコメディに寄せたりファンタジーにするか、
掃き溜めに鶴みたいなわかりやすいヒロインにしてもらえたほうが楽しめたな。