「【ロイ・アンダーソン監督のブラックでシュールな初期作品。その後の作品への萌芽は感じられるが、笑いの要素が少ないだけ、難解さが残る作品。】」散歩する惑星 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ロイ・アンダーソン監督のブラックでシュールな初期作品。その後の作品への萌芽は感じられるが、笑いの要素が少ないだけ、難解さが残る作品。】
- 家具屋を経営するカールは、保険金欲しさに自分の会社に火をつけてしまう。タクシー運転手の長男は心を病み、代わって次男がタクシーを運転することに。カールは救いを求めて教会へやってくるが、神父も悩みを抱えていた。ー
◆感想
・私が面白いと思った「ホモ・サピエンスの涙」や、「さよなら、人類」の萌芽を感じさせる作品。
・メインキャストは、借金に苦しむカールだが、主たるキャストにはなっていない。
・クスクス笑ったのは、マジックの箱切断で、本当に腹を切られてしまった男のシーンかな。
<今作を発祥として、「ホモ・サピエンスの涙」や、「さよなら、人類」が製作された事を思うと、意義ある作品である。>
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