オールド・ルーキーのレビュー・感想・評価
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聖リタの石油伝説。
油が出るまで野球を始めた者たちによってメジャーリーグが栄えたなんて夢のある話だな・・・高校教師と野球部の監督。そんな中、自分が剛速球を出していることに周囲がはやしたて、テストを受けることになった。マイナーリーグ時代にこわした肩が完全に治っていたのだ。生徒たちは監督にプロテストを受けさせるために地区優勝を目指す。なぜだか、そのプロセスだけでも十分映画として通用する。 3Aから始まったプロ生活。ここからがスピーディすぎたような気もする。あっけなくメジャーに入れたというのも、もともと才能がある選手だったということ。158キロなんて常人じゃ出せないもん・・・まぁ、世の中年にいくらかの夢を与えてくれたことは確か。
いくつになっても
実話というのが凄い。いくつになっても夢を諦めてはいけないと逆に応援する生徒達、子供に夢を追う父親を見せたいと考え直す妻レイチェル・グリフィス、子役が良い。転勤が多く子供の相手をしなかった軍人の父親とメジャー初登板の際にようやく心通わすのは良い。
良作です。でも、なんか浅い。
実話を元にしただけに、後味がしっくりくる。そして、オールドルーキー故の苦労がリアルでよく解り、飽きずに観れた。 大衆ウケを忘れて、3時間映画でも良いからもう少し深いところまで映画にしてほしかった。
ただの美談では終わっていない
総合:75点 ストーリー:75 キャスト:70 演出:75 ビジュアル:70 音楽:70 普通の選手ならばもうそろそろ引退しようかという年齢になってからプロ選手生活を始めようなんてただごとではない。家族も反対するし、家庭に責任もあるので安定した職との間で悩むし、マイナー契約までいってチームに合流しても他の選手からは年寄り扱いされて嘲笑されたり、マスコミに取り上げられたからといって妬まれたり、わずか月給600ドルでバスに乗って遠征を続けて家族に数か月会えない生活をしてローンも滞ったり。現実を見据えて、そんなただのかっこよい夢を追うだけの美談では終わっていないところまでしっかりと描いているのが良かった。 遅れた来た歳をとった新人が野球をする似たような作品で「ナチュラル」というのがあるが、こちらは綺麗にかっこよく活躍するだけの作品に終わっている。それに対してこちらのほうは事実を基にした作品でもあり重みがあり、毎日練習をしていたり高校生のチームを率いていたりと野球に対する情熱も伝わってくる。
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