「恋の鞘当て合戦」スイング・ホテル odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
恋の鞘当て合戦
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唄の得意なジム(ビング・クロスビー)と踊り上手のテッド(フレッド・アステア)の腐れ縁、いつも恋の鞘当てばかり、本当なら決闘になってもおかしくないのにあっけらかんとステージに立つから理解不能、もっともショービジネスの世界では男も女も仕事が恋人なのかも知れませんね。
今でこそクリスマスソングの金字塔「ホワイト・クリスマス」ですがビング・クロスビーがアービング・バーリンから聞かされた時は「まあまあだね」位の評価だったようです。もう一つ有名なのが原題のHoliday Inn、映画では祝祭日しかオープンしないリゾートホテルなのでホリデイインとしたのでしょう。商標登録まではしていなかったのか後にケモンズウィルソンがメンフィスに建てたモーテルに本作の名前をあやかってつけたのがホリデイインチェーンの始まりだそうです。
何と言っても歌と踊りが見どころです、ビング・クロスビーの甘い歌声やフレッド・アステアの軽快なステップワークが観せ場ですがマンネリを嫌ってか酔っ払って踊ったり、花火とタップなんて遊び心が素敵ですね、エンタティナーぶりを遺憾なく発揮しています、馬車タクシーのガス(アーヴィング・ベーコン)やメイドのマミー(ルイーズ・ビーバーズ)と子供たちなど脇役も出番は少ないですがいい味だしていましたね。
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