「やはり、ドン・ジエは可愛いな。」至福のとき kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり、ドン・ジエは可愛いな。
中国でも失業者が出るんだぁ~と、この頃は不思議だった。それでもストーリーには引き込まれました。実の父親が金を持ち逃げして、継母の下に残された盲目の少女などという設定自体で読めてきそうなものであるが、チャオのホラ吹きぶりに大笑いしてしまうのだ。原作は知らないが、巧い脚色をほどこしてあるなぁと感心してしまいます。そして、ドン・ジェの笑顔が素顔との落差が大きくて輝いて見えるのです。
しかし、そういう感動するシーンよりもチャオ・ベンシャンの行き当たりばったりの嘘が絶妙なので「そう来るか、じゃ、今度はどうだ?」などと観る者との駆け引きが生まれるのです。「ついていい嘘とついてはいけない嘘」という説教くさいとも取れる点はあるのだが、失業者仲間の暖かい嘘が癒してくれました。
【2004年視聴】
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