「リストラ対抗策の妙案」メルシィ!人生 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
リストラ対抗策の妙案
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「奇人たちの晩餐会(1998)」が望外の面白さだったので同監督のコメデイ作品と言うことで鑑賞。どうもフランシス・ベベール作品では主人公の名はフランソワ・ピニョンに決まっているようだ、名前を固定して中身のバリエーションを愉しむ趣向なのか、妙なこだわりですね。
今回は爆笑路線からは外れて物語性に寄せているしホモネタで笑いを取りに行くのは月並みかな、役者も真顔で演じているので笑いどころを見失いがちでした。
コン○ーム会社のリストラ対抗策としてホモ差別を持ち出すと言う隣人の爺さんのアイデアは奇抜、名を捨てて実をとる捨て身のような作戦で本人はさぞ辛かろうと思うのだが周りの見る目が様変わり、無視されるよりは余程ましといたって元気、敵役の人事部長が洗脳されておかしくなったり、強面の女上司に惚れられたり、疎遠な息子に見直されたりと予想外の展開は作りすぎでしょう。監督にしてみれば引き出しの多さを見せたかったのでしょうが単純なお馬鹿映画の方が好みでした、残念。
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