ハイ・クライムズのレビュー・感想・評価
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軍人の犯罪・軍事法廷の闇
優秀で行動力もあり機転の利く弁護士、アシュレー・ジャッドの妻に感情移入してしまうために、薄々感じていた夫の犯罪性は何ともやるせない。身を削る思いで、生命さえ脅かされる状況で戦う姿が神々しい感じだから、顛末は余計にがっかり。そうあってほしくない結末だったな。
相変わらずのモーガン・フリーマン。こういう役どころ、正邪合わせ持つ人物に選択しやすい重宝なキャストなのかな?
巨大権力の陰謀
サンテレビ「シネマスタジアム」で鑑賞。
夫は無実だ! ―その一心を信念に変えて、紛争地域の現地住民虐殺事件の罪を着せられた夫を救おうと奮闘する弁護士の妻とその仲間たちの戦いを描いたポリティカル・サスペンス。
夫の濡れ衣を晴らすべく、軍の妨害にもめげず、真実を追求していく妻でしたが、その先に待っていたのは驚愕の結末…と云うか「やっぱりな」と納得の真実でした(笑)
閉鎖的な軍事法廷での闘争の困難さが訴えられており、陰湿な妨害や巨大権力によって握り潰されていく真実…。どこに正義があるのか…。だかちょいと踏み込みが浅いか?
裁判とサスペンスと二人の愛情の行方
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65
ずっと暮らしてきた夫が突然逮捕され、しかも名前も身分も全く違う人間だと知らされたらどうなるだろうか。しかも殺人罪で告訴されている。夫を助けるために奮闘するアシュレイ・ジャッド演じる妻の美人弁護士のクレア。どんな謎が隠されているのか、どう立ち向かっていくのか、そんな法廷サスペンス映画としてまず楽しめた。
物語は裁判からさらに展開していくのだが、結局二人は愛し合っている。トムにも事情はあるのだろうし、過去のことは過去のこととして彼には今守りたい家庭がある。もう昔の兵士だったころとは状況は異なる。もし裁判後に何もなかったら結局二人はどうなっていただろうか。トムは良くてもクレアのほうはこうなってしまってはやはりもうきついかな。それにトムのほうも今は好きでも長い目で見れば外部的な事情があったりしてやはりきついだろうし、クレアに否定されるとやはりトムもそのまますませるわけにはいかないだろうか。
私は充分楽しみましたが、アメリカの映画サイトでの評価は今ひとつだしそれほど興行収入も上げていないようです。もう少し評価されていてもいいのではないかと思いました。
海兵隊のダンス・パーティーで准将に会う為に出かけたアシュレイの赤いドレス姿がとても似合っていて綺麗でした。
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