「首の虫」鬼が来た! Shihommatsuさんの映画レビュー(感想・評価)
首の虫
香川照之の中国滞在エッセイがかなり面白くて、それに付随してこちらも、鑑賞しました。
そして、このチャン・ウェンというおじさんの凄さを目の当たりにしました。監督で主演で、脚本で、このクオリティは、鬼です。
脱帽です。
凄く悲しいお話で、とても興味深く、うねりのある脚本で、素晴らしいです。それ以上に、演出の妙で、コミカルさがずっと流れてます。
その頂点が、斬首の際の首に這う虫を指で飛ばす仕草です。これから、人の首切るのに、虫払い除けるの、馬鹿馬鹿しくないか?でも、何か分かんなくはないか。。みたいな、気持ちになる妙な場面です。
これが表現、これが映画、これが監督のすること。
ものすごく好きな映画です。
コメントする