「生々しい」アモーレス・ペロス ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
生々しい
イニャリトゥ監督のデビュー作とのことですが、後々の作品を想起させる、実にイニャリトゥらしい作品でした。
荒々しい呼吸が聞こえてくるかの様な「生命」の生々しい描写。貧しい貧民街と中産階級、全く違う世界に暮らす人間達の群像劇。
イニャリトゥ作品は、一見関係がない様に見える事や人でも必ずどこかで関わりを持たせています。
それが犬であっても貧しい人であっても、美しい人であっても関係ありません。
私達が生きていることは奇跡であり、生命そのものが敬うべきことであり、私もあなたもそして過去も未来も全てが繋がっている。
この作品は、lifeの息吹きそのものです。
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