「犬だって空を飛べるはず、ベラノッテ」102 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
犬だって空を飛べるはず、ベラノッテ
服役中に心理操作を施され、毛皮もブチも嫌いになったクルエラは自ら「エラ」と名乗り、仮出所となった。動物愛護団体2ndChanceを買い取ったりして動物好きぶりを発揮するが、ビッグベンの鐘の音を聴いてからは白と黒のブチを見ると禁断症状がおこるクルエラ。クロエ・サイモンのもとで保護観察の身となるが、彼女の飼っているダルメシアンを見るにつれ、再び斑点柄のコートに執着する。そして相棒となる毛皮業者のジャン=ピエール・ルペル(ドパルデュー)と共にダルメシアンを盗むのだった。
クロエと動物愛護施設のケヴィンとのデート中のスパゲッティのシーンがあるのですが、留守中の犬たちが見るアニメ『わんわん物語』のスパゲッティのシーンとシンクロさせてあるところがニクい演出。この作品中での一番のシーン。他はさほど見どころがありません。
終盤のシークエンスはディズニーらしく子供向け感いっぱいでした。しかもパリのケーキ工場のシーンは残酷でもあり、グレン・クローズにも同情してしまいそうになった。やりすぎ感たっぷり。ディズニーの暗黒面が出てしまったか・・・
再出演となるのはクルエラ役のグレン・クローズと執事のアロンゾ(ティム・マッキナリー)と、前作では子犬だったディップスティック。動物の中で活躍するのは斑点無しのオッドボールとクルエラの愛犬フラッフィー(チャイニーズ・クレステッド・ドッグ)。
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