星願 あなたにもういちどのレビュー・感想・評価
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感動、再び。
事故死した主人公が天使から5日間だけ別人として生きることを許される...
セシリア・チャン
ハンカチなくしては見られないです(涙、涙)
泣ける作品という前評判の今作。自身もその通りに、中盤から鼻の奥がつんつん、ラスト15分ごろからは涙の洪水状態となりました。香港版『ゴースト』ともとられていますが、私は映画『愛する人』(ロドリゴ・ガルシア監督)を思い出しました。想いは相手に伝えなければ、それが叶わなくなったときの切なさ悔しさがずっと残るという心情が同じだからです。やってしまったことの後悔より、しなかったことへの後悔の方がより悔やまれるのが人の性なのではないでしょうか。
主人公オニオン(リッチー・レン)とオータム(セシリア・チャン)の二人の役者さんの巧さが、べたなストーリーでも観る者の気持ちを捉え、共感と感動を運んでくれます。
盲目の彼の「目に映るものだけに囚われないで。心の目で見て感じて。そうすれば世界はもっと美しい」というメッセージが心に響きました。やさしい気持ちにしてくれる良作です。
タイトルの星願というだけあって、夜や明け方の蒼をイメージした映像も、その中から聴こえてくるサックスの音色も、セシリア・チャンの清らかな涙顔も。ロマンチック要素も楽しめます。
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