星願 あなたにもういちどのレビュー・感想・評価
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古くてベターだけど、泣ける
純愛、90年代流行ったファンタジーラブストーリーでした。今観てもこの手は分かりやすくて面白くて泣けます。
今の時代の映像でこういうラブストーリーがまた観たいな。
感動、再び。
本作が日本でリメイクされた「星に願いを。」を
鑑賞したのが20年ほど前。
そして偶然本作がBSで放送されるのを知り視聴しました。
あの時の感動が再びよみがえりました。
日本版でカギを握った楽器は「ハーモニカ」。
当時そのメロディーが忘れられず
サントラ盤を買ったほどでした。
そして本作では「サックス」。
こちらもとても印象的な場面で、
素敵な演奏が繰り広げられています。
エンディング近くに
迫真の演技で涙を誘った
セシリア・チャンさんが演じた看護師役は
日本版では竹内結子さんでした。
どちらも忘れられない魅力的な演技でした。
日本版もまた鑑賞したいという思いが強まりました。
事故死した主人公が天使から5日間だけ別人として生きることを許される...
事故死した主人公が天使から5日間だけ別人として生きることを許される。
どこかで聞いたようなストーリーだが、すごくよかった。
想いを寄せる女性に会いに行くも、自分の正体を明かすことはできない。
実は両想いであったことが判明してもどうすることもできないもどかしさ。
そして、安っぽいハッピーエンドとはせずに、再び今度は永遠の別れが訪れるところまで泣けた。
セシリア・チャン
こっちのオリジナルが断然良い。作りはB級っぽく、しかもストレートすぎるほどの台詞なのだが、このくらいやられると感情移入しやすく素直に泣けてしまうのだ。顔をくしゃくしゃにしてまで泣くセシリア・チャン(少林サッカー)の演技も素晴らしいし、エリック・ツァン(インファナル・アフェア)のしぶい(?)演技にも感動だ。
こちらは塩入りレモン・ソーダとサックス。日本版リメイクの『星に願いを。』はトマト・ジュースとハーモニカだ。
ハンカチなくしては見られないです(涙、涙)
泣ける作品という前評判の今作。自身もその通りに、中盤から鼻の奥がつんつん、ラスト15分ごろからは涙の洪水状態となりました。香港版『ゴースト』ともとられていますが、私は映画『愛する人』(ロドリゴ・ガルシア監督)を思い出しました。想いは相手に伝えなければ、それが叶わなくなったときの切なさ悔しさがずっと残るという心情が同じだからです。やってしまったことの後悔より、しなかったことへの後悔の方がより悔やまれるのが人の性なのではないでしょうか。
主人公オニオン(リッチー・レン)とオータム(セシリア・チャン)の二人の役者さんの巧さが、べたなストーリーでも観る者の気持ちを捉え、共感と感動を運んでくれます。
盲目の彼の「目に映るものだけに囚われないで。心の目で見て感じて。そうすれば世界はもっと美しい」というメッセージが心に響きました。やさしい気持ちにしてくれる良作です。
タイトルの星願というだけあって、夜や明け方の蒼をイメージした映像も、その中から聴こえてくるサックスの音色も、セシリア・チャンの清らかな涙顔も。ロマンチック要素も楽しめます。
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