「一つの時代の終焉」ワンダラーズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
一つの時代の終焉
人種毎に分かれて形成されるニューヨークの下町ブロンクスの不良グループが、皆同じ高校に通う学生たち。
例外は紅一点?なリンダ・マンズ率いる?スキンヘッド集団ボルディーズとゾンビみたいなダッキー・ボーイズなど、魅力溢れるグループの中でもやはりお揃いのジャケットが最高にイカしているワンダラーズが格好良い。
ケネディ暗殺とラストにはボブ・ディランらしき人物が、仲間との別れにいつまでも馬鹿をやってられない青春時代の終わりと、古き良き時代から新しい文化が始まろうとしているアメリカ。
50'sなスタイルでロックンロールとオールディーズが流れる中、揺れ動いた女性が行き着く先には新しい文化と時代が流れる場で、ただ見つめるだけな戸惑うリッチーが印象的。
次に"The Beatles"が現れる正しく60年代の始まりに戸惑うばかりのリッチーが思い起こされる。
ワンダラーズよ、永遠に......口笛を吹け!!!!
コメントする