「きつい現実なのに温かい」我等の生涯の最良の年 Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
きつい現実なのに温かい
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巨匠の懐かなあ。戦勝国とはいえ厳しい現実はあった。それをほんのりとホームドラマ風に仕上げる。登場人物はほとんど優しく温かく帰還兵を迎える。平和と人々が営む新しいステージ、メッセージはきちんと伝わってくる。ひとつの演技やカット割りに妥協しない演出。
本筋と関係ないけど、早い段階でヒロシマのセリフ、日本刀や日の丸を息子へのみやげにするシーンが印象に残る。
爆弾ひとつで戦争が終わるセリフとか、反戦もしくは厭戦感、傷慰兵への差別や偏見、社会復帰しようともがく帰還兵。考えさせられることも多い。
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