劇場公開日 1972年4月29日

「個人的、トラウマ映画」わらの犬(1971) 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0個人的、トラウマ映画

2016年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

奥さんの為に行動を起こさず皮肉にも自分より弱い赤の他人を助ける為に暴力へと覚醒するD・ホフマンの人間性!?

暴力に対するには暴力しかないのは生きる者全ての自然な考えな気もする。

鮮烈に印象的な奥さんのレイプシーンは衝撃的で騙されて何も知らず狩りに行ずるD・ホフマンが間抜けでイライラ。

最初から危うい感じの夫婦に暴力に目覚めたD・ホフマンだが銃で殺させるのは奥さんに託し更には置き去りで颯爽と爽やかに疾走するD・ホフマンの人間性!?

ペキンパーが人間と暴力を描いた個人的トラウマ映画の大傑作。

万年 東一