劇場公開日 1946年10月2日

「楽しさが人を動かす」我が道を往く 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 楽しさが人を動かす

2025年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 人は楽しそうなところに集まるもの。今作は音楽をきっかけに人々の心を動かし、それがさらに人や教会の資金を集めることにつながっている。そのような好循環を作れている映画だと感じだ。楽しさとは物事を動かす原動力だ。

 今作は名作『めぐり逢い』のレオ・マッケリー監督の映画ということで鑑賞。心温まるストーリーだし所々笑いを織り交ぜている点も好きだ。でもストーリーの密度の割には長い印象。具体的には、主人公の関与によって大きく人生が好転したのが老神父と合唱団の少年達くらいしかいない点にそう感じる。歌手を目指していた女性とは一緒に歌っただけでその後の人生に特に影響していない。そのためアカデミー賞受賞作にしては物足りない鑑賞となった。

根岸 圭一
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